[8]義母の熟年離婚|息子の成績が悪いのは妻の頭が悪いせい。我が子の成績不振を妻になすりつける夫

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前回のお話

ある日、義母から何の前触れもなく「離婚することにした」と報告を受けて驚くアイさん。夫のコウさんは以前から離婚の計画を知っていたようで、「ようやくだね」と口にします。遡ること30年前、結婚して家庭に入ったことが全てのはじまりでした。晩ご飯のおかずが少ないと文句を言われたり、体調不良でも構わず家事をさせたり。息子のコウさんが産まれても義父の亭主関白っぷりは変わらず、コウさんが体調を崩すたびに義母の血筋のせいにして責め立てたり、家族の時間をろくに取らず外で愛人を作ったりと、まるで独裁者のように振る舞います。専業主婦で逃げようにも逃げられなかった義母は、このままではいけないと思い、知り合いから声をかけてもらって働き先を見つけたのでした。働きに出てからは、仕事と家事、育児に大忙しの義母。義父は家事を協力する気配は一切なく、それどころか家事ができていないと義母をこれ見よがしに責め立てます。義母は悔しくてたまりませんでしたが、これも離婚するためと、黙って耐え続ける日々を送りました。そんな時、離婚を経験した友人から「別れるなら夫の退職金が出てからの方がいい」とアドバイスされ目から鱗。お金が貯まるまでと思っていましたが、義父が定年するまで耐え続けることを心に決めたのでした。

1話目から読む

父を反面教師にして、立派に育った息子

コウの受験が近づくと、義父は成績不振の責任を義母になすりつけるようになりました。「コウの成績が悪いのはお前の頭が悪いからだ」「かわいそうだな、母さんの子だからお前は頭が悪いんだ」と、心ない言葉を次々と浴びせられたとか・・・。

コウはそんな過去を思い出しながら、「俺は俺で、父さんにそう言われたことが悔しくて、母さんがバカにされるのも嫌で・・・だから必死に勉強したんだ」と噛みしめるように言いました。

一番ひどかったのは、コウが大学受験を控えていた頃。まだ成績が伸び悩み、模試の結果も芳しくなかった時期でした。義父はコウの成績を見るたび「コウの成績が中途半端なのはお前の頭が悪いからだろ!せっかく俺の稼いだ金で塾に通わせてやってるのに、母親がこれじゃ金ドブだな」と義母に責任をなすりつけます。

コウは義母と義父の間に入ると「母さんのせいじゃないよ、母さんの地頭とは何の関係もない、統計的にも家庭環境のストレスが子どもの学習能率を一番下げるんだってさ」と淡々とした様子で言いました。義父は言い返されたことにカチンときたのか、「なんだと?親に向かって理屈をこねるな!」と声を荒げます。

「母さんを責める暇があるなら、俺が集中できる環境を作ってよ!」そう言うとコウは義母に向き直り、「母さん、無理に謝らなくていいよ、俺がもっといい点を取って文句言わせないようにするから」と優しく声をかけました。その言葉に、義母は「コウ、ごめんね」と申し訳なさそうに謝ります。

コウは拳をぎゅっと握りしめると「俺が大学に入って自立したら、いつでも家を出れる準備をしておいてほしい・・・俺、将来は母さんを養えるくらい稼ぐから」と、悔しそうな表情で言いました。

気に入らないことがあると、すぐに義母のせいにする義父。その思いやりのなさに呆れてしまいますね。献身的に支えてくれている義母を、人の心がないサンドバッグとでも思っているのでしょうか。義母がいなければ身の回りのこともままならないくせに、態度だけは大きいんですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ

最新のコメント
  • ななし より

    夫が退職金前借して使い倒してたら・・とは
    考えなかったのだろうか?

  • めだか より

    今回は子供が父親を反面教師にしてたまたま優しく育ったけど、モラハラを見て受けて育ったら、男はそれでいいんだ!で同じになる可能性もあった。
    仕事してなくてどうしよう…って怖さもあったとは言え、こんな父親と分かった時点で動く方が子供の将来のためにはなるよ。

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