[11完]義母のルール|黙っていたのは平気だったからじゃない。子どもたちの本音に気付いていた義父

アイコンイメージ
前回のお話

独特なマイルールを持つ義母に、真美さんは以前から苦手意識を抱いていました。義実家に行くたび、孫3人に渡されるお土産はなぜかいつも1つだけ。義母は「欲しい子がもらえばいい」と満足そうですが、子どもたちの間で当然取り合いになり、喧嘩になってしまいます。じゃんけんで決めても泣き出す子が出て、結局誰も受け取れない状況に。夫の紘一さんや義兄の元久さんが義母に訴えても、「3つ買って余ったら可哀想」「ないよりはいいでしょ」と独自の理論を繰り返すばかりでした。お土産だけでなく、お菓子や食事、除菌シートまで1つだけという義母のルールは変わらず、周囲は次第に何も言えなくなっていきます。そんな中、再び義実家に呼ばれた真美さんたち。「今回はお土産はない」と言われて安心したのも束の間、今度は孫3人に対して1万円札を渡してきます。真美さんたちがはっきり断るも、義母には伝わらない様子。すると見かねた義父が「自分のルールを人に押し付けるのはやめなさい」と義母を叱りました。義母は「自分は間違っていない」と自信満々に言いますが、実は子どもたちが義母のルールの中でもギスギスしていなかったのは、義父が裏で解決してくれていたからということが判明。その事実を知った義母は、「そんな・・・」と立ち尽くしました。

1話目から読む

「何も言わない」を「何も感じてない」と思うな

自分の子育てが間違っていなかったと思っていたのは、義母だけでした。紘一と元久さんは、幼い頃こそおもちゃを取り合って泣いていたものの、「母に言っても伝わらない」と感じるようになり、いつしか義父に相談して裏で解決するようになっていたそうです。その事実を突きつけられた義母は、「そんな・・・」と言葉を失って立ち尽くしました。

「でも、みんな困ってなかったわよね?」義母の問いかけに答える人は、誰もいませんでした。義父は沈黙を見渡すと「これが答えだよ・・・」と静かに言いました。

「『何も言わない』を『何も感じてない』と思うな、それに本当に伝えてなかったか?」義父にそう問われた私とシノブさんは、「何度も・・・何度も伝えてきました!でもお義母さんは全然聞いてくれなくて」と本音を伝えます。

すると義父は、「本当に申し訳なかった、うちのことで色々な思いをさせてしまって」そう言って、私とシノブさんに深く頭を下げました。私たちは突然の謝罪に戸惑いながらも、「いえ・・・」と答えます。

義父は顔を上げると、私たちに優しい笑顔を向けて「これから困ったことがあったら、私に直接言ってください!」と、心強い言葉をかけてくれました。そして義母のほうへ向き直り、「アイ子もこれ以上何かをしたら、孫に会わせてもらえなくなるかもしれない覚悟をしなさい」と厳しい口調で伝えます。

私はシノブさんに小声で、「これで少しは収まるかな」と声をかけます。シノブさんは笑顔で「だといいね!」とハイタッチ。義母はまだ納得していないようですが、義父が近くにいる限り、もうあの謎ルールに振り回されることはなさそうです。

義父のおかげで、長年のストレスだった『義母ルール』から抜け出すことができた真美さんとシノブさん一家。義父の言葉どおり、『何も言わない』=『何も感じていない』わけではありません。紘一さんや元久さんのように、何度も伝えたけれど受け入れてもらえず、やがて言うこと自体を諦めてしまう場合もあるのです。自分のルールが一番正しいと押し付けるのではなく、相手がどう感じているのか・・・その気持ちに目を向けていきたいですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:藍川らづ

最新のコメント
  • まる より

    義父より旦那たちが解決しないとダメだろう 離婚考えるレベルの頼りなさだわ

この記事をSHAREする