テンション高めに喜んでくれると思ったのに。


私はカオリ。この日、付き合って1年半の彼氏隆明がついにプロポーズしてくれました。夜景の見える公園で「僕と結婚してください」と片膝をついて差し出された指輪。すごく特別で、映画のヒロインになったみたいでとても嬉しかったです。もちろん、「はい」と答えて、私たちは婚約しました。

隆明と婚約したことを早く両親に報告しなくちゃ。ちょうど連休の予定確認で電話してきた母に、その前に話があるからと伝え、金曜の仕事終わりに1泊させてもらうことにしました。詳細は顔を見てから伝えたいからまだ内緒です。

お母さん、私が婚約したこと喜んでくれるかな?「えぇ!おめでとう」と笑顔になる母の顔を思い浮かべて、私はひとり微笑んでいました。今週末が楽しみです。

私の実家は、今住んでいる場所から2時間くらいのところにあります。兄健一はすでに結婚していて、奥さんのみずほさん、娘つむぎちゃんとともに実家で両親と完全同居しています。久しぶりに、つむぎちゃんに会うのも楽しみです。きっと大きくなっただろうな。

兄とは、特別仲が良いと言うわけではないのですが、兄嫁のみずほさんは、高校時代に同じバレーボール部の1年先輩だったので、学生時代からよく知っています。みずほ先輩はいつも明るくて、新入部員の時からよく声をかけてくれる優しい女性で、今でも仲良くしているのです。

みずほ先輩には誰より先に知らせようと思い、私はプロポーズされたことをメッセージで報告しました。そして週末に実家に泊まりに行くことも伝えました。楽しみだなぁ。

みずほ先輩のことだから、私の婚約のことを聞いたら「キャー!」と一緒に喜んでくれそう。「カオリもついに結婚か。おめでとう」と笑顔で言ってくれるみずほ先輩の顔が目に浮かびます。

わくわくした気持ちで先輩からの返信を待っていましたが、結局その日、先輩からの連絡はありませんでした。翌朝になって、「おめでとうございます。」と1行。え、敬語?兄と結婚してからも、私とは先輩後輩の仲は変わらずにいたので、すごく違和感がありました。

みずほ先輩、なんだかいつもと違うけれど、どうしたのかな。育児が大変なのかな。私は急にみずほ先輩が心配になりました。週末に実家に泊まるから、その時にゆっくり話そうと思いました。
メッセージは相手の顔が見えない分、いつもと文面が違うだけでとても心配になりますよね。ただ忙しかっただけなら良いのですが。高校時代は先輩でも、今はカオリさんの実家に住む嫁の立場。意識が変わってしまったのでしょうか。心配になりますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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