[5]義母の熟年離婚|愛人と別れた腹いせを家族にぶつける。身勝手すぎる義父に嫌悪感を募らせる

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前回のお話

ある日、義母から何の前触れもなく「離婚することにした」と報告を受けて驚くアイさん。夫のコウさんは以前から離婚の計画を知っていたようで、「ようやくだね」と口にします。遡ること30年前、結婚して家庭に入ったことが全てのはじまりでした。晩ご飯のおかずが少ないと文句を言われたり、体調不良でも構わず家事をさせたり。古い考えの人間だった義父は、生活費を稼ぐ方が偉いという考え方に染まっていきました。息子のコウさんが産まれても義父の亭主関白っぷりは変わらず、コウさんが体調を崩すたびに義母の血筋のせいにして責め立てたり、家族の時間をろくに取らず外で愛人を作ったりと、まるで独裁者のように振る舞います。義母はすぐにでも逃げたかったけれど、実家もなければ仕事もしておらず、加えて当時は今ほど救済措置も設けられていなかったため、ただ耐えるしかなかったと話しました。

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幼いながらも、父親に強い嫌悪感を覚えた息子

子育てには一切関わらないくせに、文句だけは一人前。そのうえ愛人を作り、好き勝手に遊び歩く。義父のどこまでも身勝手な振る舞いに、義母はすぐにでも離婚したかったそうです。けれど、働いていなかったため、ただ耐えるしかなかったといいます。コウも、義父には良い印象を持っておらず、それどころかむしろ嫌いだったと話しました。

ある週末のこと。この日、義母とコウは2人でテーマパークへ出かける予定だったそうです。義母が「コウ、そろそろ行くよ~」と声をかけると、義父が「お前たち、どこ行くんだ?」と聞いてきました。これまで、出かける際に行き先を聞かれることなどなかった義母は、思わず「・・・え?」と驚きます。

行き先も告げずに出かけようとしたことが気に障ったのか、義父は突然「俺を置いていくのか?俺だけ仲間はずれか!?」と声を荒らげました。義母が「この間誘ったらあなた行かないって言ってたから」と説明しても義父は聞く耳を持たず「俺は汗水たらしてお前らを養ってやってるのに、俺を除け者にするのか!?」と理不尽に責め立てます。

しまいには机を強く叩き、「それが一家を支える夫に対してする態度か!?」と大声で怒鳴りつけました。義母いわく、この時は外のお相手と別れた直後で、気が立っていたんだと言います。力でねじ伏せようとする父親の姿に、コウは幼いながらも強い嫌悪感を覚えたそうです。

コウの話を聞いた私は、思わず「・・・さいってー」と口に出してしまいました。ですが、いくら最低とはいえ、義母とコウの家族。私は慌てて口に手を当て「あっ、ごめんなさい」と謝りました。義母とコウは笑いながら「いいのよ!本当のことだから」と受け流してくれました。

それからも、小さなことから大きなことまで、さまざまな出来事があったそうです。ただ、義母は仕事をしていなかったため、すぐに離婚へ踏み切ることはできませんでした。しかし「このままではいけない」と思い、知り合いに声をかけてもらってようやく働き先が決まったそうです。

勝手に愛人を作っておきながら、別れた途端、苛立ちを家族にぶつける。義父にとって、家族とは一体何なのでしょうか。アイさんが思わず「最低」とつぶやいてしまった気持ちが、痛いほどよく分かります。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ

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