家族との思い出づくりよりも愛人を選んだ夫

コウが産まれても義父の亭主関白っぷりは変わらず、それどころかコウが体調を崩すたびに「こんなに体の弱い子なんてお前の血が弱いからだ!」と義母のせいにして責め立てます。義母はすぐにでも逃げたかったけれど、実家もなければ仕事もしておらず、加えて当時は今ほど救済措置も設けられていなかったため、ただ耐えるしかなかったと話しました。
ある年の大晦日のこと。義父が突然「出かけてくる」と言い出しました。義母は出かけようとする義父を「えっ、今日大晦日だよ? 年末年始くらい家族で過ごさない?コウも初めてのお正月なのに」と引き止めますが、義父は聞く耳を持たず「俺にも付き合いがあるんだよ!」と言って、2人を残したまま家を出て行ってしまいました。

結局その年のお正月は、義母とコウの2人だけで過ごしたそうです。コウにとっては初めてのお正月だったにもかかわらず、家族で過ごすことは叶わず、寂しい思い出だけが残りました。仕事ならまだ納得できます。けれど義母はため息まじりに「あの時はあの人、外にいい人がいたのよね」と語りました。どうやら義父は、息子との思い出づくりよりも、別の女性を選んでいたようです。

「コウが病気がちだったからあの人にかまってあげられなくて、それが気に食わなかったんでしょうね」義母はそう言って笑いましたが、その笑顔の奥には隠しきれない悔しさがにじんでいました。それ以降、義父は義母とコウを置き去りにし、愛人に会いに出かけることが増えていったそうです。

コウは幼少期の記憶をたどりながら、「だから俺、あんまり父さんに良い印象なくてさ・・・というか、むしろ嫌いだった」と話しました。そして少し間を置くと「俺が小学生の頃も・・・」と、義父のエピソードを語り始めたのです。
子育てには一切関わらず、挙げ句の果てには愛人を作って遊び歩く。どこまでも身勝手な振る舞いに、よく義母は耐え続けてこられたものだと思います。そしてその影響は、義母だけではありません。コウさん自身もまた、義父に対して拭いきれない嫌悪感を抱いているようですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
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昭和のクソ親父だね。
ギャフンを期待しとりますヨ〜(^O^)