[15]息子の離婚|妻を裏切って不倫したのに慰謝料も養育費も払いたくないと話すクズ息子に嫌悪感が募る

アイコンイメージ
前回のお話

ある日、息子の渉さんが2人目を妊娠中の妻由美さんと離婚し、元カノの祥子さんと再婚すると聞いて加奈子さんは驚きます。その姿に、かつて自分を苦しめた夫省吾さんの姿が重なりました。若い頃、加奈子さんは義父母と同居し、義母の嫁いびりと夫の無関心に耐える日々を送っていました。妊娠中のある日、省吾さんは突然「昔結婚を約束した女性の面倒を見る」と言って家を出てしまい、そのまま音信不通に。離縁を許されなかった加奈子さんは義実家に残り、家事と育児、そして義父の介護を背負うことになります。義父が亡くなっても搾取される日々は変わらず、それどころか義母からの当たりは強くなるばかり。それでも息子のために家を出られずにいました。それから数十年が経った頃、省吾さんの愛人から連絡があったことをきっかけに、加奈子さんは大病を患った省吾さんを引き取ることに。義母と省吾さんの介護を全うした加奈子さんは、やがて四宮家の土地と財産を手に入れ、息子の渉さん、そしてその妻の由美さんとともに幸せな日々を過ごしました。しかしそれも長くは続かず、渉さんの不倫がきっかけで2人は離婚することに。家族想いの由美さんを裏切った渉さんに怒りを覚えた加奈子さんは、その日の夜、渉さんに電話をかけたのでした。

1話目から読む

不倫を悪いと思っていない息子に募る嫌悪感

家族想いの由美ちゃんをあっさり裏切って、初恋の相手との再婚を選んだ渉。それを見て、私は同じように省吾さんに捨てられた若い頃の自分を思い出しました。やっぱり血は争えないのかもしれません。

「渉、あの家はどうするの?祥子さんと住むの?」私は、はらわたが煮えくり返る思いを必死に抑え、静かにそうたずねました。すると渉は悪びれる様子なく、「いや祥子がさ、前の奥さんと住んでたところは嫌だって」と答えます。

渉はさらに、「祥子のやつ、嫁姑問題で離婚してるから母さんとも距離を置きたいらしいんだ」と続けました。もともと相手の女性と会うつもりはなかった私は、「そう、今時はそうよねー」と軽く受け流します。すると渉は、ほっとした表情で「母さんならわかってくれると思ってたよ」と言いました。

私は少し間を置いてから、「ところで・・・あなたの不貞なんだから由美ちゃんへの慰謝料は?祥子さんにも請求できると思うけど?あと子どもたちの養育費は?」と、由美ちゃんが受け取る慰謝料について切り出しました。

すると渉は、「祥子にも子どもがいるから慰謝料とかは無理なんだよな、あと養育費も祥子の子どもの受験があるから・・・そのあたり母さんにお願いできない?」と、信じがたいことを言い出しました。不貞を働いたうえに、慰謝料も養育費も払う気がないなんて・・・自分のしたことの愚かさにまるで気づいていないようです。

本当に自分勝手としか言いようがありません。血のつながった子どもにお金を出さず、血のつながっていない子どもにはお金を出したいなんて呆れます。こんな無責任な男が自分の息子だなんて・・・虫唾が走りました。

不貞を働いたにもかかわらず、慰謝料も養育費も払いたくないと言う渉さん。あまりにも自分勝手な態度に呆れてしまいます。由美さんの気持ちを一切考えようとしないその姿に、加奈子さんが強い嫌悪感を抱くのも無理はありませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

最新のコメント
  • まだこの記事にコメントはありません。最初のひとりになってみませんか?

この記事をSHAREする