[16]義両親との同室旅行|伯母の言葉で、かつて自分が悩まされていた義父母のことを思い出した義母

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前回のお話

2泊3日の義両親との同室旅行を夫コウタさんが勝手に決め、不安ながらも渋々了承したかなこさん。「サポートするから大丈夫」と言っていたはずのコウタさんは義父が運転する車に乗り込むや否や、義母に勧められるままビールを開け、授乳やオムツ替えで1人バタバタするかなこさんを気遣う気配もなし。宿に着いても義両親とコウタさんで盛り上がり、かなこさんのことは誰も気にかけません。翌日伯母のさよさんと叔父の浩二さんも合流して観光へ。ずっとアオちゃんを抱っこするかなこさんに「ゆっくり来なよ」と言うだけのコウタさんに怒りを通り越し悲しくなってきたかなこさんは、授乳に行くと言い別行動することに。すると、さよさんがやって来てさり気なくアオちゃんの抱っこを代わってくれた上に優しい言葉をかけてくれて、優しさに思わず涙が溢れます。さよさんは、かなこさんにホテルでゆっくりしたらと提案しますが、義両親と同室だと分かると「え!?」と顔色を変え、真剣な表情で部屋へ戻ろうとする義母を呼び止めました。そして、義母に「忘れちゃったの?お義父さんとお義母さんのこと」と耳打ちをしたのでした。

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苦手だった義父母と同じことを、嫁にもしている?

私を気遣って、義母に物申してくれたさよさん。しかし義母は「かなこさんに聞いたら大丈夫って言ったのよ?」と、まるで何も問題はないと言いたげな様子です。するとさよさんは、「亡くなって随分たつから忘れちゃったの?お義父さんとお義母さんのこと」と義母に耳打ちしました。

義母は、かつて自分が悩まされていた義父母のことを思い出しました。実は義母も、今の私と同じように義父母との関係に苦しんでいたのです。義祖母の介護を押しつけられたり、「孫の顔が見たい」と連絡もなく家に押しかけられたり・・・。「もう嫌だ」と泣きたくなるようなことを、これまで何度も経験してきました。

義母は「嫌なこと思い出しちゃったわ・・・」と肩を落としました。さよさんは義母の肩にポンと手を置くと「そういうことよ!久しぶりに4人で楽しみたいわっ!」と笑顔で言います。きっとさよさんは、自分がされて嫌だったことは人にもしてはいけない、と伝えたかったのでしょう。

さよさんは私たちの方を向くと、「ということだから、私たちの部屋と交換しましょ」と笑顔で言いました。私はさよさんに感謝すると同時に、ほっと胸を撫でおろします。おかげで今夜はゆっくり休めそう。するとさよさんが、「それからコウタくん」とコウタに声をかけました。

さよさんはコウタをまっすぐ見つめると、「かなこさんが昨日、温泉にも入れてないの知ってる?」とたずねました。お酒を飲んで誰よりも早く寝落ちしてしまったコウタが、そんなこと分かるはずもなく、「え?」と間の抜けた声をあげます。

「アオちゃんのパパはあなたよ?自分優先はほどほどにね、じゃないとかなこさんに愛想つかされちゃうわよ?」さよさんはそう言って、コウタに釘をさしました。コウタも思い当たることがあったのか、言い返すことはせず、素直にその言葉を聞き入れていました。

「ささっ、おじおば集団は4階よ!行くわよ~」さよさんはそう言うと、義両親たちの肩を押しながら4階の部屋へ向かいました。私をかばってくれただけでなく、義母やコウタにもしっかり言ってくれたさよさん。その行動に、思わず頬が緩みました。

義母もかつては、義父母との関係に苦しんでいたようですね。それなのにその辛さを忘れて、かなこさんにも同じことをしてしまうなんて。今回はさよさんが指摘してくれたおかげで気づけましたが、もし誰も何も言わなかったらと思うと・・・。これをきっかけに、義母の振る舞いが変わってくれることを願いたいです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • ターボラッコ より

    息子に戻って好き放題楽しんでいる夫が1番腹が立つ
    食事の際も温泉に入りに行く時も交代で子供の世話でしょうに
    サヨさんに指摘を受けなければ、妻がまともに料理も味わえず、温泉にも入れない旅行を夫は「楽しかった〜また行こう〜」って言ってたよね 怒

  • プー より

    こんな旦那も義家族もイラナイ。今もイマイチ分かってないような顔してるし、きっとまたやる。帰ったらグリーンペーパーを前に話し合いだな。

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