[13]息子の離婚|義母にも本当の家族のように尽くしてくれた嫁。彼女の想いを裏切った息子は絶対に許さない

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前回のお話

ある日、息子の渉さんが2人目を妊娠中の妻由美さんと離婚し、元カノの祥子さんと再婚すると聞いて加奈子さんは驚きます。その姿に、かつて自分を苦しめた夫省吾さんの姿が重なりました。若い頃、加奈子さんは義父母と同居し、義母の嫁いびりと夫の無関心に耐える日々を送っていました。妊娠中のある日、省吾さんは突然「昔結婚を約束した女性の面倒を見る」と言って家を出てしまい、そのまま音信不通に。加奈子さんは義父母の家に残り、家事に加えて倒れた義父の介護まで背負うことに。仕事と介護に追われる生活が数年続き、義父は亡くなりました。その後も義母からの当たりは強くなるばかり。それでも息子のために家を出られずにいた加奈子さんのもとへ、ある日突然、省吾さんの愛人から電話がかかってきます。「看取るお金がないから引き取ってほしい」そう言われて迎えに行った加奈子さんの前に現れたのは、見る影もないほどやせ細った省吾さんの姿でした。その後、四宮家の土地と財産を手に入れるために、加奈子さんは義母と省吾さんの介護を代わる代わるすることに。そして数年後、義母と夫が亡くなり、ついにすべての財産が加奈子さんのものになりました。ついに手に入れた自由を謳歌していたある日、渉さんが結婚相手を紹介してくれました。お相手は明るく聡明な雰囲気の由美さん。性格も良く礼儀正しい彼女に、加奈子さんは好印象を持ちました。

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家族想いの心優しい嫁を裏切った息子

義母と省吾さんが亡くなり、ついに四宮家の土地と財産が私のものになりました。そして、ようやく手に入れた自由を謳歌していたある日、息子の渉が結婚相手を連れてきました。彼女の名前は由美ちゃん。清楚で聡明な雰囲気の、きちんと挨拶もできる素敵なお嬢さんでした。

由美ちゃんはうちにお嫁に来てからも、いつも私に気を配ってくれました。嫁姑関係でつらい思いをしてきた私は、「お嫁さんには口出ししない」「必要以上に顔を合わせない」そう心に決めていたのですが、由美ちゃんはこまめに連絡をくれたり、手作りのおかずを持ってきてくれたりと、自然な優しさを向けてくれました。

私のことまで気にかけてくれるなんて、本当にいい子です。渉はこんな素敵な娘さんをお嫁にもらったんだなぁと、しみじみ思いました。その後、由美ちゃんは妊娠し、元気な男の子を出産。会うたびに仲睦まじい様子で、私たちはうまっくいっている、そう思っていたのに・・・。

ここ最近、由美ちゃんの表情がどこか曇っている気がしました。だけど「由美ちゃん、何かあった?」と声をかけても、「あっ・・・何でもないです」と言うだけで話してくれません。いつも私を気遣ってくれた由美ちゃんだからこそ、もし悩みがあるなら力になりたい。そう思って「何かあったらすぐ相談してね」と優しく声をかけました。

けれど、由美ちゃんから私に相談してくることはありませんでした。暗い表情のまま「ありがとうございます、すぐ相談しますね」と言うだけ。心配でたまらなかったものの、彼女が話したくない以上、無理に踏み込むことはできませんでした。

そんな時、渉から由美ちゃんと離婚して、別の相手と再婚することを聞かされました。ここ最近、由美ちゃんが思いつめたような表情をしていたのは、このことが原因だったようです。渉には苦労をさせたくない、省吾さんのようには育ってほしくない・・・そう願ってきただけに、胸が締めつけられました。

義母である加奈子さんにも分け隔てなく、まるで本当の家族のように接していた由美さん。かつて嫁姑関係で苦しんできた加奈子さんも、由美さんの純粋な優しさに触れ、少しずつ心を開いていったのですね。しかし、渉さんはそんな由美さんを裏切る行動に出てしまいました。その事実は、加奈子さんにとっても到底受け入れられるものではなかったようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

最新のコメント
  • サビ より

    実際の話。

    母親が「自分が我慢すれば……」で
    やり過ごしてきたことって
    娘が同じような事で苦しんでいる。

    自分の代での問題は、揉めようとも
    自分が
    クリアしておかないと子供の代で同じ様な事で揉める

  • 名無し より

    きっと この息子の最後は父親と同じ運命を辿るんだろうけど 違うの近くに誰もいない事かな? 母親は息子よりお嫁さんの味方になるだろうから 財産も貰えないだろうね。

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