[12]息子の離婚|息子の結婚相手は明るくて礼儀正しい女性。これまでの苦労が報われた気がした

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前回のお話

ある日、息子の渉さんが2人目を妊娠中の妻由美さんと離婚し、元カノの祥子さんと再婚すると聞いて加奈子さんは驚きます。その姿に、かつて自分を苦しめた夫省吾さんの姿が重なりました。若い頃、加奈子さんは義父母と同居し、義母の嫁いびりと夫の無関心に耐える日々を送っていました。妊娠中のある日、省吾さんは突然「昔結婚を約束した女性の面倒を見る」と言って家を出てしまい、そのまま音信不通に。加奈子さんは義父母の家に残り、家事に加えて倒れた義父の介護まで背負うことに。仕事と介護に追われる生活が数年続き、義父は亡くなりました。その後も義母からの当たりは強くなるばかり。それでも息子のために家を出られずにいた加奈子さんのもとへ、ある日突然、省吾さんの愛人から電話がかかってきます。「看取るお金がないから引き取ってほしい」そう言われて迎えに行った加奈子さんの前に現れたのは、見る影もないほどやせ細った省吾さんの姿でした。その後、四宮家の土地と財産を手に入れるために、加奈子さんは義母と省吾さんの介護を代わる代わるすることに。そして数年後、義母と夫が亡くなり、ついにすべての財産が加奈子さんのものになりました。

1話目から読む

息子がいい子に育ってくれてよかった

義母と省吾さんが亡くなり、私はついに四宮家の土地と財産、そして自由を手に入れました。長い間、自由を奪われ虐げられてきた日々が、ようやく報われたのです。これからは渉と一緒に、穏やかで幸せな日々を過ごせる・・・そう思っていました。

ついに手に入れた自由を謳歌していたある日、息子の渉が結婚相手を連れてきました。彼女の名前は由美さん。清楚で明るく聡明な雰囲気の、きちんと挨拶もできる素敵なお嬢さんでした。

「あなたたちはどこに住むの?」私がそうたずねると、渉は「それなんだけどさ、この敷地内に家を建てたくて」と答えました。義父母との同居でつらい思いをした私は、たとえ敷地内とはいえ、由美さんに同じ思いをしてほしくありませんでした。気になって、「由美さんはそれでいいの?渉が話を進めてない?」と思わず声をかけます。

すると由美さんは、「私、両親がいないので・・・お義母さんの近くで住みたいなって」と笑顔で答えてくれました。いい子が渉のところに来てくれた、つらい経験もあったけれど渉をここまで育ててきてよかった、そう思いました。

私は嬉しくなって、「じゃあ、私がお金を出すわ」と笑顔で言いました。しかし渉は、「いいよ、母さんに迷惑かけたくないから父さんからの遺産で建てる」と首を横に振ります。それでも2人の役に立ちたいと思った私は、「それは何かあった時に取っておいたほうがよくない?」とたずねます。

渉は私の援助に頼ることはせず、「俺も由美も働いてるし大丈夫だよ、心配しないで!」と笑顔で胸を叩きました。私に迷惑をかけたくないと、遺産で家を建てると言った渉。本当にいい子に育ってくれて、いい出会いがあったと思いました。ここまで頑張ってきた努力が、ようやく報われた気がしました。

渉さんが結婚相手として連れてきたのは、明るく聡明な雰囲気の由美さん。敷地内同居にも快く賛成してくれるなんて・・・由美さんが渉さんの結婚相手でよかったですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

最新のコメント
  • ななし より

    息子、本性が夫そっくりだった・・続くのね
    そりゃあの夫を育てた姑が
    嫁から取り上げて育てた男なら
    夫のコピーのようにならない可能性の方が低いよね

  • もち より

    このまま幸せにチャンチャンとは
    終わらないのか…( ̄▽ ̄;)

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