夫の噂はあっという間にご近所中に広まった

愛人との幸せを求めて家を出た省吾さんでしたが、戻ってきた時には大病を患い、見る影もない姿になっていました。本来そばにいるべき私を裏切り、家のお金まで愛人につぎ込んだ末に、最後はお払い箱のように捨てられてしまうなんて・・・あまりにも無様な結末に笑ってしまいました。
省吾さんが大病を患い、愛人に捨てられて戻ってきたという話は、あっという間にご近所中に広まりました。「四宮さんの行方不明だったせがれ、病気になって捨てられたみたいね」今朝も噂好きのご近所さんたちが、ひそひそと省吾さんの話をしていました。私は聞こえないふりをして、いつも通り「おはようございます」と挨拶します。

するとご近所さんが、「ちょっと!あんたも大変だね」と声をかけてくれました。私は「いえそんな・・・義父の事業は信頼できる方にお任せしてありますから私は介護に専念できますし」と控えめに答えます。

「私は省吾さんが帰って来てくれただけで・・・それにお義母さんも嬉しそうで、ようやく家族が一つになれました」そう言って、良い嫁を装いました。この家の土地や資産を滞りなく受け継ぐためには、義母と省吾さんが亡くなるその時まで、献身的な良い嫁を演じ続けなければなりませんでした。

それから、義母と省吾さんの介護が始まりました。認知症の症状が出始めた義母と、病状が思わしくなく日に日に弱っていく省吾さん。2人を代わる代わる介護する毎日は、決して楽なものではありません。それでも幸い、この家には少しの資産があったので、お金に困ることはありませんでした。

そしてついに、義母と夫が亡くなりました。私は棺の前で「お義母さんももういないのに、省吾さん、また私を置いていくんですね」と声を震わせ、最後まで献身的な妻を演じます。けれど、そこに愛情はこれっぽっちもありませんでした。これでようやく、これまで私が受けてきた仕打ちへの慰謝料を受け取ることができます。こうして2人を看取り、土地と遺産は私と息子のものとなりました。
義母と夫が亡くなり、ついに四宮家の土地と財産、そして自由を手に入れた加奈子さん。長い年月、自由を奪われ虐げられてきた日々がようやく報われました。これからは息子の渉さんとともに、穏やかで幸せな毎日を過ごしてほしいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
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お金があってもね、人間幸せになれるとは限らないけど。
幸せになるために息子は見限ったら?
親を見て学習したんでしょうね。
妻には何をしてもいい。
どんな仕打ちをしても妻は俺のことがいつまでも好きって。
で、母親もいつでも俺の味方。
父親の様に恋愛は自由であるべきって。
復讐するなら息子と縁を切って亡くなった後は財産を全額寄付してしまえ!
息子に残す必要なし。
献身的な介護をする加奈子を見て、渉は誤学習したよね。「オドオドした弱い女性には何をしてもいい」って。渉の最初の妻も、きっと加奈子にソックリなんでしょうね