[10]息子の離婚|お金も時間もつぎ込んだのに、病気になった途端いとも簡単に愛人から捨てられた夫

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前回のお話

ある日、息子渉さんが2人目を妊娠中の妻由美さんと離婚し、元カノ祥子さんと再婚すると聞いて加奈子さんは驚きます。全く悪びれることなく伝える渉さんに、加奈子さんは夫省吾さんの顔が重なって見えました。若い頃の加奈子さんは省吾さんの実家で義父母と同居し、義母の嫁いびりと省吾さんの無関心に耐えながら生活していました。妊娠中のある日、省吾さんは「過去に結婚の約束をした女性の面倒をみる」と言って出て行ってしまいます。義父母から離縁を許されなかった加奈子さんは、息子の渉さんを出産してからも省吾さんのいない家で義父母と生活するしかなく、渉さんのお世話は義母に奪われ、義父母のお世話と家のことだけをやらされる毎日でした。そんなある日、義父が突然倒れてしまいます。加奈子さんは急いで愛人宅にいる省吾さんを呼びに行きますが、家はもぬけの殻。省吾さんと音信不通になった加奈子さんは、これまでの家事に加えて義父の介護も任されることに。介護と家事、仕事に明け暮れまともに眠れない日々が続くこと数年間、義父は息を引き取りました。義父の介護から解放されて少しは楽になると思ったのもつかの間、今度は義母から以前にも増して強く当たられるように。しかし、ここを出ていっても自分だけでは息子を養えないと思った加奈子さんは、家に残ることにしたのでした。それから数年後、見知らぬ女性から突然電話がかかってきます。

1話目から読む

電話の相手は夫の愛人だった!

渉が大学へ進学し、義母も介護が必要な年齢になった頃、私のもとに1本の電話がかかってきました。「はい、四宮でございます」いつも通り受話器を取ると、電話の向こうから「もしもし・・・」と、聞き慣れない女性の声が聞こえてきます。

「どちら様・・・」そう言いかけた私の言葉を遮るように、女性は一方的に話し始めました。「省吾が病気になったの、お金も尽きたし私は介護もできない、もう看取る気もないから返したいんだけど」彼女の話を聞いた途端、私は電話の相手が省吾の愛人だとすぐに分かりました。

「あ、あの返したいって?いきなりそんなこと言われても・・・」あまりに突然のことで頭が真っ白になりながらも、私はなんとか言葉を絞り出します。しかし彼女はまったく取り合おうとせず、「病院は伝えるから、後はよろしく」そう言い残すと、一方的に電話を切ってしまいました。

「お義母さん!連絡があって、省吾さんが病気で入院中みたいなんです」そう伝えると、義母は驚いた表情で「今どこにいるの?病院まで迎えに行けるの?」と身を乗り出すように聞いてきました。あんな別れ方をしても、義母は息子の顔が見たいようです。私は近所の人に頼んで車を出してもらい、省吾さんを引き取りに行くことにしました。

車で移動すること5時間。愛人に教えてもらった病院で、私は十数年ぶりに省吾さんに再会したのです。久しぶりに会った省吾さんは、見る影もないほどやせ細っていて、まるで別人のような姿になっていました。その変わり果てた姿に、私は愕然としました。

女のために自分のお金だけでなく、家の通帳まで使い尽くして、たどり着いた結果がこれ?我が夫ながら、なんて無様なんでしょう。病気になった途端、まるでお払い箱のように捨てられた夫の姿を見て、正直「ざまあみろ」と思いました。それでも、この家の財産をきちんと受け取るため、私は表面上は献身的な妻を演じることにしたのです。

幸せを求めて家を出た省吾さんでしたが、戻ってきた時には大病を患い、見る影もない姿になっていました。本来そばにいるべき加奈子さんを裏切り、家のお金まで愛人につぎ込んだ末に、最後はお払い箱のように捨てられてしまうなんて。あまりにも哀れな結末ですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお

最新のコメント
  • もも より

    リアルガチ 三船+郎でうけた。ボケたら正妻の元へポイッ。 愛人の娘も最近テレビで見ませんね

  • H.K より

    あー哀れな省吾さん、結局あの事件のせいで大きなツケが廻ってしまったんだな。

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