昨夜まともに眠れなかった妻は疲労困憊

せっかく温泉宿に来たのに、アオの世話に追われ、ゆっくりお風呂に入る時間すらありませんでした。その一方で、コウタと義両親は思い思いにお酒を楽しみ、酔っぱらった末に大きないびきをかいてそのまま寝落ち。自分たちの都合で私とアオを連れ出しておきながら一切の配慮もない行動に、思わず呆れてしまいました。
翌日、私たちはコウタの叔父浩二さんと叔母さよさんと合流しました。義両親とコウタは久しぶりの再会がよほど嬉しいのか、会話に花を咲かせています。一方、昨夜ほとんど眠れなかった私は気力が湧かず、義家族の少し後ろで、その様子を静かに眺めていました。

ボーッとしていると、さよさんが「かなこさん?はじめまして~」と笑顔で声をかけてくれました。私はハッとして顔を上げ、「はじめまして」と頭を下げます。物腰の柔らかそうな方でほっとしました。

すると義母が手をあげ、「ささ、いろいろ予定してるのよ!行きましょうか~」と音頭を取りました。有名な観光地だけあって、辺りは多くの人で賑わっています。まともに休めていない私にとって、この人混みはかなりきつい・・・次第にみんなについていけなくなってしまいました。

アオを抱っこしていることもあり、休めそうなところではできるだけ休みたい。そう思った私は、みんなが景色に目を向けている隙を見て、「ごめんなさい、ちょっとここで休憩してます」と声をかけました。ところが義母は、「えー!せっかくだから見なさい」と、私の休憩を許してくれません。その後も、私が遅れていることなど気にも留めず、みんなはそのままスタスタと歩いていきます。

腰も足も、そろそろ限界。すると、遅れている私に気づいたコウタが「大丈夫?」と声をかけてくれます。けれど、アオを代わりに抱いてくれるわけでも、そばに来てくれるわけでもなく、「ゆっくり歩いてきなよ~」とだけ言って、前を向いて歩き出してしまいました。
アオちゃんを抱っこして1人で歩くかなこさんに、義両親もコウタさんも見向きもせず、自分たちだけ楽しんでいる様子。少し振り返れば、アオちゃんの重さで遅れていることがすぐに分かるはずなのに、自分たちが楽しければそれでいいのでしょうか。こんな扱いを受けると分かっていたなら、最初から旅行なんて行かなかったですよね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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叔母さん夫婦が、救世主に成る事を祈ります
約束って破ったらどうなるかまで決めとかないと意味が無いと思う