5年前に元夫と死別した由以子さんは、バツイチで同じく子どもを持つ達夫さんと出会い再婚しました。ある日、娘の愛花ちゃんがくれあちゃんと同じ中学校に行きたいと言い出してビックリするも、勉強が得意ではない愛花ちゃんもみるみる成績を伸ばし、チャレンジで受験した難関A女子中に見事合格しました。でも、同じくA女子中を受験していたくれあちゃんがまさかの不合格。現実を受け入れられないくれあちゃんは、その日から心を閉ざし、自室に引きこもってしまいます。日に日にギクシャクする家族。くれあちゃんは一向に学校に行く気配がなく、ついに達夫さんも限界を迎えます。お互いの子どものことを考える余裕がないほど、壊れてしまった家族。くれあちゃんと達夫さんに気を遣い、家では学校のことを話すことすらできなくなってしまった愛花ちゃんを見て、由以子さんは離婚を決意します。くれあちゃんは、最後まで心を閉ざしたまま。「私はくれあのママにはなれなかった」と落ち込む由以子さんに、愛花ちゃんは「人間同士だもん相性が悪いこともあるよ、愛花はママが大好きだよ」と優しい言葉をかけてくれました。その後、離婚のことを後輩のりえさんに話した由以子さんは、「絶対に手放せないものがわかった」と言い、達夫さんと離婚した後、愛花ちゃんと2人、新たなスタートを切りました。5年後、大学生になった愛花ちゃんと由以子さんはカフェでおしゃべり。愛花ちゃんにも由以子さんにも彼ができ楽しく暮らしています。その後、スーパーへ行こうと歩いている由以子さんの前に見覚えのある親子の姿が。由以子さんは思わずドキリとしました。
変貌した2人に驚くけれど声をかけなかった私
私は目を疑いました。やつれ果てた達夫さんと、清潔感を失い、あの時と変わらないくれあ。隠しきれない生活の疲れがでているようでした。「これで最後だぞ!」
「わかっているって!さっさとよこせよ!」達夫さんとくれあのやりとりを聞いて驚きました。あの時と2人は変わっていませんでした。
声をかけるべき?でもなんて声をかけたらいいんだろう。私があのまま、家に残っていたら2人は今とは違う未来になっていた?いろんな思いが溢れてきます。
「ママのハンバーグ大好き」と言ってくれたくれあや「かわいい娘2人に愛する奥さんがいて幸せだ」と言ってくれたあの時の思い出がよみがえります。
私たちが結婚したことで、あの2人の未来を変えてしまったのかもしれません。私に出会わなかったらあの2人は幸せな生活を送れていたのかもしれません。そして、今声を掛けたら、くれあはもっと苦しむかもしれません。
由以子さんは偶然達夫さんとくれあさんを見かけてしまいましたね。2人の姿に驚きながらも、どうすることもできないもどかしさが感じられます。つらい思いから抜け出すことができずにそのままの状態で年月が流れてしまった2人が心配ですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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