このままではどちらも潰れてしまう。もう限界だった。

翌朝、出勤途中に昨日のことを思い出します。今までの達夫さんは愛花のことを最大限、気にかけてくれていました。でも、もうそんな面影はありません。愛花の想いを否定する達夫さんのそばに、大切な娘を置いておくことはできません。

私は電車の窓ガラスに映る自分に「私はこのままで本当にいいの?」と問いかけました。答えはひとつ・・・こんな家族の形でいいわけがありません。このままじゃ誰も幸せになんてなれっこない。今、この状況で愛花を守れるのは私だけ。そう言い聞かせて、私は達夫さんに連絡をしました。

「今後のことで話し合いたい」感情的にならないように、私はできるだけ冷静な言葉を選びました。達夫さんの返事はそっけないものでした。おそらく、お互い思っていることは同じなのでしょう。昨日の言い争いがもう後戻りできない決定打だった、そう感じられました。

その日の夜。「離婚したいってことだよな」先に話を切り出してきたのは達夫さんでした。「このままの状況は子どもたちにとっても悪影響でしかないと思う」私の言葉に達夫さんも納得します。昨日、感情的になっていた達夫さんも、娘を想う気持ちは同じ。私と愛花はなるべく早くここから離れることで話し合いは終わりました。

その後、私は愛花に「パパとママはひとつの家族としてはやっていけなかったみたい」と伝えました。愛花はクッションをギュッと握りしめ「私のせいだよね」と自分を責めます。この時私は、達夫さんとの再婚を選んでしまったことで、愛花の心に深い傷をつけてしまったことを痛感したのでした。
再婚した時には想像もしなかった家族間の溝にお互いが疲弊してしまった結果、お互いの子どものことを考えると、離婚は最善の選択だったと思います。愛花ちゃんのせいではないのに自分を責めてしまうその姿に、胸が痛くなりますね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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これ、母親からはもちろんだけど、父親からも「愛花のせいじゃない」ってことは言ってあげてほしい。感情的なもつれがあるとしても。
家族となった以上、そこに巻き込まれた子供の気持ちを尊重するくらいはしろよ。せめてもの、最低限の大人の礼儀としてさ。
まぁ、この父親にそこまでの度量があるのかどうかは、甚だ疑問ではあるけども。
愛花ちゃんのせいじゃない。
母の再婚だけで充分なストレスなのに
母の再婚の成功・不成功まで責任を負わなくていいよ。
原因がなにであるにせよ、いつかはどこかで躓いていたのだから。
知らない、どこかの「おじさん」と「おじさんの子ども」なんて愛花ちゃんに関係ないんだよ。