[47]初恋こじらせ夫|裏切られた悲しみに暮れ、かつて家族で暮らした家に押しかけ警察のお世話になった哀れな夫

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前回のお話

同窓会に参加するため地元に帰った正志さんは、地主の息子総一郎さんの妹であり、初恋の相手でもある聡子さんが離婚して戻ってきたと知り、家族よりも彼女を優先するようになります。2人の浮気を疑う妻理恵さんでしたが、正志さんはそれを否定。しかし聡子さんを支えたいからという理由で、半ば強引に離婚を切り出しました。理恵さんは、娘リマちゃんの親権と家、正志さんの退職金と預貯金を養育費として受け取ることを条件に離婚に同意します。リマちゃんと2人で新しい人生を歩んでいこうと前を向き始めたその時、正志さんの幼馴染である裕二さんの妻美沙さんから「聡子さんが話したがっている」と連絡があり、複雑な気持ちを抱えながらも会うことに。聡子さんは、自分のせいで離婚させてしまったことを理恵さんに謝罪した後、実は学生時代に正志さんからストーカーまがいの行為を受けていたことを告白します。しかも、聡子さんに正志さんと再婚する気は一切なく、そもそも夫と離婚していないどころかやり直す気でいることを知らされて理恵さんはビックリ。その後、聡子さんは宣言通り夫とやり直すことに。総一郎さんには夫に会いに行くと嘘をつき、赴任先である海外へ旅立ちました。数日経っても聡子さんが戻らないことを不審に思った総一郎さんと正志さんが警察に連絡しようとすると、総一郎さんの両親が「聡子は夫について海外へ行った」と真実を告げます。聡子さんが離婚していなかったことを知った正志さんは顔面蒼白。総一郎さんに詰め寄るも、「計画が台無し、お前はもう必要ない」とあっさり切り捨てられてしまったのでした。

1話目から読む

早めに引っ越しておいて本当によかった!

私と別れて聡子さんと再婚し、総一郎さんと協力して地元を盛り上げるための新事業を立ち上げる・・・そんな輝かしい未来を描いていた正志を待っていたのは、あまりにも残酷な裏切りでした。総一郎さんにまんまと利用され、気付いたときには家族も仕事も何も残っていませんでした。

美沙ちゃんの話によると、その後の正志は総一郎さんと聡子さんに騙されたと荒れに荒れていたそうです。聡子さんと再婚するつもりでいたのですから、ショックが大きいのも無理はありません。酒に酔っては「俺は騙されたんだ!」と泣きわめき、周囲からは完全に腫れ物扱い。私からすれば、自業自得と言うほかありませんが・・・。

正志のご両親も、地主一家と縁続きになる予定がなくなり完全に意気消沈。これまで家族として過ごしてきた私よりも、地主の妹と結ばれる未来を選んだのですから、正直いい気味だと思ってしまいました。

その後、正志は酒に酔ったままタクシーに乗り込み、ある住所まで行くよう運転手さんに頼みました。「お客さん、本当にここでいいんですね?」運転手さんは酒に酔った正志を心配していましたが、正志はそんな彼の言葉を「えぇ~?大丈夫大丈夫」と軽く流します。

酒に酔った正志がタクシーで向かった先は、かつて私たち家族が暮らしていた家でした。正志は千鳥足のまま玄関へ向かうと、迷うことなくインターホンを押します。

しかし、玄関から出てきたのは見知らぬ男性でした。私とリマは、真実を知った正志が押しかけてくることを恐れ、すでに家を売却して引っ越していたので、当然といえば当然です。予想外の光景に正志は言葉を失い、その場に立ち尽くします。

「んぁ?だ、誰だお前」戸惑いながらそう話す正志に、男性は怪訝そうに「そちらこそどなたですか?」と聞き返します。正志が「理恵とリマはどこだ?」と詰め寄りますが、男性は分かるはずもなく、困った表情で「そんな方はいませんけど?家、間違えてません?」と首をかしげました。

酒に酔った正志に、冷静な判断などできるはずありません。急に「ここだ!おーい理恵!リマ!」と大きな声で私たちの名前を呼び始めました。突然の奇行に驚いた男性は、「ちょ・・・止めてください!警察呼びますよ!?」と慌てて通報します。

警察が到着してからも、正志は私とリマの名前を叫び続け、わめき散らして暴れる始末。周囲はすっかり大騒ぎになり、なかなか落ち着かない正志に警察も相当手を焼いたそうです。・・・早めに家を売って引っ越したのは正解でした。

酒に酔った勢いとはいえ、元妻と子どもと暮らしていた家まで押しかけるなんて、自分から捨てておきながら未練たらたらで呆れてしまいます。長年そばで支えてきたのは理恵さんだったはず。それなのに、総一郎さんの甘い言葉と初恋の相手に舞い上がってそちらを選ぶなんて、まさに自業自得の結果でしょう。今回の出来事を機に、正志さんにはしっかりと反省してもらいたいですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • みく より

    どのツラ下げて元妻と娘に会いに来れるのかな。騙されたから自分は悪くないって?
    あんなふうに家族を罵倒して捨てておいて、騙されてて可哀想って元家族が同情して元に戻れると思ってるんだね。
    お勉強できるのかもしれないけど、人の気持ちも常識もわからないバカ男、りえさん別れて良かったね。

  • うさこ より

    初恋って特別なんですよ。知り合いに子供3人も産んだのに、初恋の相手に再会して、一緒になりたいと子供を置いていった方がいます。
    初恋の彼も、妻子持ちなのに、全てをすててきました。
    主人公も、初恋に夢見すぎですね。

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