突きつけられた現実を受け入れられない

「ずっと嫌いだった!私の友達も全部愛花が盗った、合格だってズルして盗ったんだ」今まで溜め込んでいた愛花への不満を一気に吐き出したくれあ。まだ子どもだから、うまくいかなかった現実を誰かのせいにしたくなる気持ちは十分理解できます。だけど、その怒りや悲しみをすべて愛花にぶつけるのは間違っています。
くれあの口からはっきりと「あんたのせい」と言われたことがショックだったのでしょう。愛花は「どうしよう、私が・・・」と声をあげて泣き崩れてしまいました。私は愛花を力強く抱きしめると「愛花のせいじゃない!くれあだって本心じゃない」と言い聞かせました。

泣き続ける愛花をなだめ、翌日の部活に支障が出ないよう寝かせると、私は散らかった部屋を静かに片付けました。達夫さんが帰宅したのは、夜も更けた頃でした。「部屋、片付けてくれたんだな」そう言われ、私は「ううん、大丈夫」とだけ答えます。しばらくして達夫さんは、私たちが留守にしている間にくれあを部屋から引きずり出したこと、しかしくれあが暴れてしまい、あのような状態になってしまったことを話してくれました。

私はうつむいたまま「くれあにはまだ時間が必要なのかもしれないわ、もう少し待ってあげない?」と提案します。しかし、達夫さんは私の返答が気に入らなかったのか、「・・・待つ?本当にそれで解決すると思っているのか!?」と怒りをあらわにしました。

「もう少しってどのくらいだ?入学したのに一度も学校に行ってないんだぞ!待ってたら行くようになるのか?」頭を抱えて声を荒げる達夫さんは、相当追い詰められているように見えました。私は彼に寄り添うように、「でも!今までも困難を乗り越えてきたくれあを信じて待ってあげましょうよ!」と声をかけましたが、「無責任だ」と一蹴されてしまいます。

達夫さんは勢いよく立ち上がると「愛花がA女子だから、くれあはどうでもいいってか」と嫌味たっぷりに言い放ちました。その言葉に私も思わずカッとなり、「そんなわけないでしょ!」と声を荒げます。すると彼は、「どうせ自分の娘じゃないもんな!」と言い捨ててリビングから出て行きました。
くれあちゃんだけでなく達夫さん自身も、実の娘が中学校に通えず引きこもっている現実を受け入れられないようですね。これまで順調に進んできたからこそ、突然突きつけられた今の絶望的な状況に心が追いつかないのでしょう。ですが、だからといって由以子さんや愛花ちゃんに怒りをぶつけるのは違いますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:藍川らづ
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最初の頃誰か書いていた様に、受験の合否は友達さえ引き裂かれてしまうセンシティブな問題
何でこんな事させたのか親が無神経すぎると
他人同士でさえ一生引き摺るのに、ステップファミリーの同性同級生なんて、本当に落ちた子供が可哀想でならない
まだほんの中学生に、信じてるから自分で乗り越えろなんて言う継母に驚く
もし自分が落ちた子の本当の母親だったらどうするのだろうか
お父さんの気持ちもとてもよくわかる
あーあ、とうとう心の声が出ちゃったよ。
これ以上は一緒にいても、解決しない。
きれいごと言っても、一番に考えるべきなのは、自分の子供のことでしょ。お互いに。だとしたら、もう別れるしかないと思う。
離婚がいやでも、子供たちを一緒の空間で住まわせるのは、どちらにとっても苦しいよ。