支えてもらって当たり前な弟に苦笑い

母の要望で商業高校に入りましたが、勉強が好きだったので将来は大学へ進みたいと考えていました。けれど進路を話し合う三者面談で、母に「娘には就職してほしいと考えています」ときっぱり言われてしまいます。私が進学希望だと知っていた担任の先生は、何とか私の本音を引き出そうとしてくれましたが、その努力も虚しく、母にねじ伏せられてしまいました。結局私は、学校から紹介された大手企業へ就職する道を選ぶことになったのです。
それから数年後。高校で紹介してもらった大手企業で引き続き働く私。けれど、お給料はすべて母に管理されており、自由に使えるお金は毎月渡されるお小遣いの1万円のみ。もちろん、そんな少ないお小遣いで何かできるわけもなく、たまに飲み会に誘われても断ることしかできず・・・。社会人になっても、私の生活は何ひとつ自由ではありませんでした。

「お母さん、私のお小遣いもう少し上げて欲しいんだけど・・・」私は勇気を振り絞って、母にそう切り出しました。けれど母は「どうして?」と不思議そうな顔をするばかり。私は目を泳がせながら、「ほら、身だしなみとか会社の人との付き合いとかもあって・・・」と、おどおどしながら理由を述べました。

すると母は、ため息まじりに「そんなの我慢してよ、カズキの大学進学もあるし、これからもっとお金がかかるのに」と言いました。それでも諦めきれず「でも・・・」と口にすると、母は鋭い目で私をにらみつけ、「マサミ、あなたの役目はなんだった?」と一言。その視線に私はすっかりひるんでしまい「・・・カ、カズキを支えること」と、か細い声で答えることしかできませんでした。

母は私の答えを聞いて安心したのか「そうよね」と微笑みました。するとそこへカズキが駆け寄ってきて、「母さん、俺さ~東京の大学行きたいんだけど、いい!?」と無邪気にたずねます。母は、私には一度も向けたことのない満面の笑みで、「もちろん!カズキはカズキのやりたいことをやりなさい」と言いました。

「姉ちゃんが働いてくれててマジよかった!もし大学にでも行ってたら俺の進学に関わってたし~」笑いながらそう話すカズキに、私は苦笑いを浮かべるしかありませんでした。この頃には、母だけでなくカズキも、私が支える側でいるのは当たり前という思考になっていました。すると母が「何を言ってるの!カズキを支えるのがマサミの役目なんだから!ね、マサミ?」と私に問いかけてきます。

私は母の言葉に、顔を引きつらせながら「う、うん・・・」と答えることしかできませんでした。私の役目はカズキを支えること。そうすればお母さんは優しいし喜んでくれます。だからこれでいい。・・・でも、私の心は確実にすり減っていました。
この頃には、母親だけでなく弟のカズキさんまで、「マサミさんが支えるのは当たり前」という考えに染まってしまったのですね。幼い頃から、マサミさんだけが我慢を強いられ、自分の希望ばかりが通ってきたことを不思議に思わなかったのでしょうか。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
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バカか!?
子供の時から成人してまで、こんな毒親の言いなりになってるのが見ている方が苦しくなります。こんな想いをしても母親の愛情が欲しいのか?親の洗脳から早く逃げて欲しい。