[29]初恋こじらせ夫|ついに始まった離婚の話し合い。身勝手な行動を繰り返す夫に有利な条件はつけさせない

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前回のお話

真面目で優しい夫正志さんと娘リマちゃんの3人家族で幸せに暮らしていた理恵さん。しかし正志さんの地元で開かれた同窓会で、地主の息子である総一郎さんの妹聡子さんが離婚したことを知ったことをきっかけに、少しずつ幸せな日常が崩れていきます。聡子さんのサポートをするために毎週末地元に帰るようになった正志さんですが、家族を蔑ろにしてまで聡子さんに時間を費やす姿を見て、理恵さんは2人の関係を疑い始めます。しかし、正志さんは浮気をきっぱり否定。理恵さんは正志さんの「聡子を支えたい」という言葉を聞き、彼の気持ちが自分たちにはもう向いていないことを悟りました。それから1ヶ月後、義実家に帰省したタイミングで、正志さんから突然「聡子を支えたいから離婚して欲しい」と言われ驚きます。勝手に離婚を決め、仕事も辞めた正志さんの覚悟を目の当たりにした理恵さんは、離婚に応じることに決めたのでした。そして話し合い当日、正志さんは義両親を連れて、理恵さんの元にやってきました。

1話目から読む

それぞれが味方を呼び、話し合いに挑む

正志との離婚に応じることを決め、条件を話し合うための場を設けた私。ところが当日、正志は何の断りもなく義両親を連れてきました。だけど、離婚の元凶となった聡子さんの姿はありません。私が「聡子さんも一緒に来るかと思ってた」と言うと、正志は「聡子は関係ないし、こんなところに呼べるわけないだろ」と冷たく言い放ちました。

「お義父さんたちは連れてくるのに?」そう問いかけると、都合が悪くなったのか、正志は何も答えず私に背を向けました。

「お義父さん、お義母さん、ご足労いただきすみません」私は、離婚の話し合いのためにわざわざ足を運んでくれた義両親に頭を下げました。すると義両親は「理恵ちゃん、今回は本当に・・・」と申し訳なさそうな表情をします。私は「玄関では話も出来ませんから、どうぞお上がりください」と2人を部屋へ案内しました。

先に家へ上がった正志は、迷いなく廊下を進み、そのままリビングのドアを開けました。「正志くん、久しぶりだね」聞き覚えのある声に、正志はハッと顔を上げます。目線の先には私の父がいました。父は厳しい表情のまま、正志をリビングに迎え入れます。

実は、離婚の条件を少しでも有利に進めようと第三者を呼んでいたのは、正志たちだけではありません。私もまた、父と兄に同席してもらっていたのです。2人の姿を目にした正志は、少し動揺しているようでした。

「法律も関係する話になるでしょ?だから一応、兄にも来てもらったの」私は正志をけん制するように、そう伝えました。兄は法律関係の仕事をしています。今回の離婚にあたって心強い味方になると判断した父が、兄にも同席してもらうよう声をかけてくれていたのです。

私のことを心配して兄嫁も駆けつけてくれましたが、リマのことをお願いしています。少しでもリマの気が紛れるようにと、2階で遊び相手になってもらうことにしました。実は、離婚の話し合いに家族も同席させたほうがいいとアドバイスしてくれたのは、美沙ちゃんでした。

以前、私たちを家まで送ってくれたとき、美沙ちゃんは「正志くんは絶対に親を連れてくると思う、だから理恵ちゃんも必ず味方を呼んだ方がいいよ!」そう言ってくれました。あのとき、彼女のアドバイスを受け入れて本当によかった。もし私ひとりだったら、正志たちにうまく言いくるめられていたかもしれません。

ついに、離婚に向けた話し合いが始まりました。正志さんは義両親、理恵さんはお父さんとお兄さん。それぞれが味方を呼んで挑むようですね。今の正志さんは、まともに話が通じる状態とは言えません。だからこそ第三者の存在が、この話し合いを少しでも建設的なものにしてくれると信じたいところです。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • Ma より

    理恵ちゃん、頑張れ~

  • みんと より

    本当にムカつく旦那。どう地獄に落ちるか、聡子というやつの家族もろともどう地獄に落ちるか楽しみです。 

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