子どもの花粉症の原因は?発症しやすい条件をわしお耳鼻咽喉科院長鷲尾先生にお伺いしました

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子どもが花粉症になったかも?調べて欲しいけど、どんな検査をするの?親が花粉症だと子どももなりやすい?そんな疑問について、わしお耳鼻咽喉科院長の鷲尾先生にお伺いしました。

花粉症は花粉で起こるアレルギー反応をひとまとめにした病名で、いいかえると季節性アレルギー性鼻炎になります。鼻炎以外で、例えば、目の痒みは季節性アレルギー性結膜炎、肌荒れは花粉皮膚炎、とそれぞれの部位によって異なった病名になります。すべて花粉によるアレルギー反応であり、アレルギーの診断に基づいて行われます。

アレルギー診断について

アレルギーの診断は、次の4つで主に診断されます。

(1)症状
(2)他のアレルギー歴
(3)家族歴
(4)検査

これをスギ花粉症の診断で当てはめてみると、
スギ花粉の時期疑わしいアレルギー症状があって(1)、自分自身もしくは家族(血のつながった)にアレルギーを持つ人がいれば(2)・(3)、疑わしく、さらに病院でのしかるべき検査(4)で確定診断を行います。
それぞれを詳しくみてみます。

(1)症状(スギ花粉の時期に疑わしいアレルギー症状がある)

まずはスギ花粉の飛散時期ですが、地域、年度によって異なります。基本的に2月中旬~4月上旬であることが多いです。この飛散時期というのは本格的な飛散を意味しますので、2月中旬以前でも単発的には飛散することがあります。

疑わしいアレルギー症状とは、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの鼻炎症状に加えて、眼の痒みや肌の痒み、咳なども当てはまります。鼻水や鼻づまり、咳は風邪といわれる症状でもありますから、頻発するくしゃみ、眼の痒み、肌の痒みがあればかなり疑わしいです。

小さいお子さんであれば、大人みたいに上手に表現することが難しくなります。例えば、よく鼻血がでる、くしゃみが多い、眼をこすっている、などはアレルギーを疑いたくなる症状になります。

(2)他のアレルギー歴(自分にアレルギー体質がある)

アレルギーマーチという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
アレルギーの行進という意味で、乳児期から成長とともに食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎(花粉症も)などのアレルギー疾患が段階的に表れてくるさまを表現した言葉です。この考えからすると他のアレルギー疾患を持っていればアレルギー性鼻炎(花粉症)を発症しやすい傾向といえます。

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