子どもがむし歯になる原因とは?保護者ができる予防策を歯科衛生士の視点から解説します

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むし歯って何が原因でなるの?予防するにはどんなことが有効?そんな疑問について、歯科衛生士である千葉センシティ矯正歯科のなかむらまこさんにお伺いしました。

お子さまの歯、むし歯かもしれない・・と感じたことはありませんか?

「気をつけていたはずなのに・・・」そう感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。
現在の日本人の平均寿命は80歳を超えています。一度しか生えてこない永久歯を、80年以上大切に使っていくためには、むし歯になってから治療するのではなく、むし歯にならないための予防がとても大切です。
今回は、ご家庭で取り組める予防歯科についてお話しします。

なぜむし歯になるの?

むし歯はなぜできるのでしょう?

むし歯は「細菌」「糖質」「歯の質」この3つの要素が重なったときに起こります。これらが揃うと、歯の表面が酸によって溶けてしまい、「むし歯」という状態になります。
お口の中には多くの細菌がいますが、むし歯の主な原因となるのはミュータンス菌です。ミュータンス菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かします。生えたばかりの乳歯はやわらかく、永久歯よりもむし歯になりやすいのが特徴です。

「いずれ生え変わるから」と乳歯のむし歯を放置してしまうと、
・他の歯にむし歯が広がる
・あごの成長や永久歯の歯並びに影響が出る
といった可能性があります。乳歯の時期からのケアが、とても大切です。

赤ちゃんの口内にはむし歯の原因がない!?

実は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはミュータンス菌はいません。

多くの場合、
・同じスプーンやお箸の使用
・噛み砕いたものを与える
といった周囲の大人からの感染によって、お口の中に入ると考えられています。
お子さまのむし歯予防のためには、保護者の方ご自身のお口のケアもとても重要です。
甘いお菓子やジュースを何度もだらだら摂ると、そのたびにミュータンス菌が酸を作り、歯が溶けてしまいます。

・おやつの時間は決める
・だらだら食べをしない
・食後は歯みがきをする

これだけでも、むし歯のリスクは大きく下げられます。食後はお口の中が酸性になりますが、歯みがきをすることで中性に戻り、唾液の働きによって歯が修復される(再石灰化)効果も期待できます。
お子さまはまだ歯みがきが十分にできないことが多いため、保護者の方の仕上げみがきが、むし歯予防の大きなポイントです。

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