[15]離婚した初恋の人|募る想いを抑えきれずプロポーズ。2度目の失恋で言葉が出てこない

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前回のお話

農業を営む実家に両親と同居している独身の公輔さんは、公務員である今の仕事を続けるか、実家の農家を継ぐか決断しきれずに悶々とした毎日を過ごしていました。ある日、パートに出るために2人の息子を預けるため実家を訪れる姉早絵さんから「ユリが離婚して戻ってきた」と聞いて公輔さんはドキッとしました。早絵さんの学生時代からの友人ユリさんは公輔さんの初恋の人。結婚して地元を離れましたが子宝に恵まれないことで夫や親せきに悪く言われ、さらに夫に新しい女性ができて追い出されたと知り、公輔さんたち家族は胸を痛めていました。やがてユリさんは公輔さんの実家の手伝いをするようになり、そのうちに住み込みで働くようになりました。人当たりが良くまじめで優しく一生懸命なユリさんを、公輔さんの両親は喜んで迎えたのでした。そしてユリさんへの気持ちを隠しているつもりなのは公輔さんだけで、家族全員2人の恋の行く末を見守る中、公輔さんは思い切ってユリさんをデートに誘いました。

1話目から読む

好きだけど結婚できない

両親の農家をいつも一生懸命手伝ってくれているユリ姉に日頃の感謝の気持ちを込めて、という名目で、思い切ってユリ姉をデートに誘うと、ユリ姉の希望で俺たちは海までドライブした。海に来るなんて高校以来で、心地よい風にあたりながら懐かしい中学時代の話や、たわいもないことを言って笑った。

しばらくするとユリ姉の顔からふっと笑顔が消えて、「本当にありがとう」と真剣な顔をして言った。ユリ姉にとって、結婚したユリ姉がどうして地元に戻ってきたのか、何も聞かれないことが居心地が良かったみたいだ。「聞いてほしいならもちろん聞くけど、そうじゃないなら言わなくていい。ユリ姉が笑顔で一緒にいてくれたらそれで・・・」と、俺たち家族みんなの気持ちを・・・いや、俺の気持ちを伝えた。

「ユリ姉が笑顔で一緒にいてくれたら」と思わず自分の気持ちを口にしてしまって、これじゃ告白してるようなもんかと少し恥ずかしくなったけれど、でも今ちゃんと伝えたい。「おれ、ユリ姉が好きだ。ユリ姉さえよければ俺と結婚してくれませんか?」まだ付き合ってもいないのにプロポーズしてしまった。でもこれが正直な気持ち。俺の告白にユリ姉は驚いてしばらく言葉を失っていた。

ユリ姉は、「ありがとうハムちゃん。私もハムちゃん好きだよ」と笑顔を見せてくれたので俺は嬉しくなった。でも次の瞬間、「でもごめんなさい。」とユリ姉の言葉が続いた。

ユリ姉は申し訳なさそうに俯いて「ハムちゃんとは結婚できません。」と言った。好きだって言ってくれたのになんで?「そ、そっか・・・」と無理やり笑顔を作ったけど、ショックを隠せていたかどうかは自信がない。「ごめんね」とユリ姉は涙をこぼしていった。俺、振られた。

好きなのに結婚できないと言われてしまうと、公輔さんは不完全燃焼ですよね。何か事情があって断っていそうなユリさん。ここは公輔さんのために、結婚できない理由を伝えてほしいです。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

最新のコメント
  • まる より

    子どもができなくて、みたいな話最初の方になかったっけ?あれ?噂だけだったかな?
    まぁ跡を継ぐつもりなら、その跡取りも、とか考えてしまうからなぁ、、
    こういう、家族の手伝いでお給料貰ってて結婚したら、その後は同じ作業を無給ですることになるのかなって考えてしまうけど、実際どうなんだろう

  • とろりんちょ より

    理由を聞いてほしいな。
    きちんと納得いった上でのお断りなら、区切りをつけられるよね。
    別の方と次に進むのか、ユリと納得いった上での次に進むのか、考えられるもんね。

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