浮気じゃないなら、夫と初恋の人の関係は何?


正志の返答次第では、別れることも視野に入れて話し合うことに決めた私。「大事な話があるから明日は早く帰ってきて」とメッセージを送りましたが、正志が帰宅したのは翌日の夜更け頃。帰宅して早々「最近の週末どこで何をしていたの?」と問いかけると、正志は、ずっと聡子さんと総一郎さんと一緒にいたことを白状しました。私が「それは聡子さんと浮気してるってこと?」と聞くと、正志は強く否定するように「浮気なんてしてない!」と声を荒げたのでした。
正志は私をにらみながら続けます。「何より、聡子が浮気なんかするわけないだろ!総一郎も俺も、絶対にそんなことさせない・・・お前の尺度でものを考えるなよ!」総一郎の言い分に、私は混乱しました。浮気じゃないなら、聡子さんとの関係は一体何だって言うの?私は正志に「じゃあ週末、その『多田家』で何をしてたの?」と問いかけました。

すると正志は、多田家で何をしていたかを、ひとつひとつ話し始めました。「聡子のために車を出したり、家の片づけを手伝ったり、総一郎と本家の手伝いをしたり・・・あとは、航くんの相手もしてた」

聡子さんとデートするわけでもなく、ただ聡子さんとその息子の航くん、そして多田家のために動いていたと言う正志。私はどうしても納得がいかず「それは、自分の家庭をほったらかしにしてまですることなの?」と問いかけました。すると「だって聡子が困ってるから・・・」と子どものような言い訳をぽつり。私は、正志が何をしたいのか全く理解できませんでした。

「・・・あなたは聡子さんのことが好きなの?」恐る恐る尋ねると、正志は「俺は聡子を支えたい、俺にとって聡子はずっと憧れの存在だったんだ」と曇りのない目で答えました。私は、胸の痛みに気づかないふりをして「それは、私やリマより大切だということ?」と静かに問いかけます。しかし、正志は何も答えてくれませんでした。

浮気はしていない。でも、ずっと憧れていた初恋の人。初恋の相手が、妻や娘よりも大切な存在になってしまうなんてことがあるのでしょうか。学生時代に遠くから眺めていただけで思い出もほとんどない相手に、私たちが家族として積み重ねてきた時間が負けるなんて、信じたくありませんでした。

いっそ「聡子さんと付き合っている」「聡子さんを好きになった」そう言われた方がマシでした。それなら一時の気の迷いだと、無理にでも自分を納得させられたから。だけど正志の口から出た「聡子さんを支えたい」という言葉は、誰かと家族になる覚悟をした人の想いそのもの。正志はもう私たちを家族だとは思っていないんだと悟りました。
学生時代に遠くから眺めていただけの初恋の人が、ずっと苦楽を共にしてきた家族よりも大切な存在になってしまうなんて・・・。正志さんの気持ちは、どうしても理解しがたいものがあります。理恵さんの言う通り、いっそ「聡子さんを好きになった」と言われた方が、まだ心のダメージは少なかったのかもしれませんね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi
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釣った魚に餌をやらない、というか、妻や子供は何をしても離れていかないっていう傲慢な思い込み。
なんでこんなことするのかな、男ってバカだね。
アホの一言に尽きる、ただ単に。