義兄嫁を嫌う甥っ子の気持ちが分かる気がする

麻里さんと違って礼儀正しいユウトくん。彼自身も実の母親である麻里さんのことはよく思っていないようで、「ばあちゃんに媚び売って知佳さんをこき下ろして、家での母さんの様子はここでは言えないくらいです」と愚痴をこぼしました。正直、麻里さんのやり方には私も思うところはありますが、ユウトくんがいる手前、普段の様子を言い出すこともできず、私はただ黙ってユウトくんの話を聞いていたのでした。
翌朝、ユウトくんの話を思い出した私は、「ちょっとユウトくんの気持ちがわかる気がする、麻里さん、お義母さんへのアピールがすごいもん」とつぶやきました。すると康太は難しい表情で「うーん・・・どうせあのマンション狙ってるんだろうけど100%無駄なのにな」と答えます。

康太の言葉を聞き、私は心の中で「そうだよね」と頷きました。あのお義母さんが知佳さんを追い出して麻里さんたちと住むなんて絶対に了承しない気がします。そう考えると、康太が「マンションを狙うのは100%無駄」と言い切った理由にも納得できます。

2人で難しい顔をしていると、マナが「パパーテレビつけて、はやく!めいたんていシフォンはじまっちゃう!」と駆け寄ってきました。どうやら、マナのハマっている『名探偵シフォン』が始まる時間のようです。康太は「・・・はいはい」と返事をすると、すぐにテレビをつけました。

オープニング曲に合わせてノリノリで踊るマナ。「名探偵シフォンっていうアニメなんだけど、子どもたちの間で流行ってるの」と康太に説明しました。でも、私があまりに夢中でテレビを見つめているのを見て、康太は呆れたように「・・・むしろユカの方がハマってるじゃん」と突っ込みました。

「うん、原作漫画も一気に全巻揃えちゃった、この作者さん、私が学生のときから大好きで・・・懐かしくて」嬉しそうにそう話す私を前に、康太は何か思うことがあるのか、考え込んだ表情のまま黙り込んでしまいました。
康太さんの言う通り、知佳さんを大切に思っている義母が、彼女を追い出して義兄嫁と暮らすとは考えにくいですよね。それにしても、名探偵シフォンを熱心に語るユカさんを前に、思い詰めたように黙り込む康太さん。その沈黙には、何か理由があるように思えてなりません。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
みぃくんのママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。
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その名探偵シフォンとやらの漫画家さんは多分知佳さんなのだろう・・・と多くの人はもう気がついてるだろうけど、多分強欲義姉は気が付かないんだろうなあ。
ずばり!知佳さんが漫画の原作者!