[17]初恋こじらせ夫|夫の気持ちはもう自分たちには向いていないと悟った妻。腹をくくり話し合うことを決意する

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前回のお話

真面目で優しい夫正志さんと娘リマちゃんの3人で幸せに暮らしていたはずの理恵さんの日常は、ある日正志さんが久しぶりに参加した同窓会を機に崩れていきました。同窓会に参加した正志さんは、地主の息子である総一郎さんの妹聡子さんが、離婚して地元に戻ってきたことを知ります。理恵さんは、同窓会から帰宅した正志さんに、「地元のみんなで聡子をサポートするために今後は週末を利用して実家に帰る」と言われ快諾。しかし日を追うごとに頻度は増え、ついには家族を蔑ろにするようになり、理恵さんは徐々に不満を募らせます。毎週末家にいるようにお願いするも、ただソファに座ってスマホを眺めたり総一郎さんと電話したりするだけ。それだけでなく、理恵さんを聡子さんと比べるような発言をするように。耐えきれなくなった理恵さんは、正志さんと同じ地元でスーパーを経営する裕二さんとその妻美沙さんに相談することにしました。すると裕二さんは、自分たちの過去のことを淡々と話し始めました。裕二さんの話を聞いた理恵さんは、正志さんが学生時代のコンプレックスをまだ引きづっていて、総一郎さんに認められたこと、地元のアイドル的存在だった聡子さんに頼られたことが嬉しかったのではないかと思い始めました。

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自分への無関心はともかく娘への態度は許せない

学生時代は相手にもされなかった総一郎さんに認められたのが嬉しかったのか、まんざらでもなさそうに照れる正志。「聡子の結婚相手にふさわしいのは正志だった」そんな一言に心を揺さぶられ、今ある幸せを簡単に手放してしまうなんて・・・。聡子さんは正志にとって特別な存在だったのだと思わずにはいられませんでした。

私は声を震わせながら、「噂になってるから2人とも知ってると思うけど、正志、同窓会があってから毎週末地元に帰ってるの・・・ずっと実家に泊まってるんだと思ってたんだ」と2人に言いました。

「でもこの前、お義母さんから『正志は帰ってない』って聞いたの・・・もしかしたら裕二さんのところに泊めてもらってるのかなとか考えてたんだけど、違うんだよね?」私がそう問いかけると、美沙ちゃんは苦しそうな表情で私の名前を呼びました。

「私ね、うすうす気づいてたの、正志の気持ちがここにないことに」力のない笑顔でそう打ち明ける私に、美沙ちゃんと裕二さんは「正志くんの一時の気の迷いかもしれないよ」と、そっとなぐさめるように声をかけてくれました。

一時の気の迷いであってほしかった。けれど先週末、久しぶりに正志と家族3人で過ごして、彼の気持ちがもうここにないことがはっきりと分かってしまいました。私は美沙ちゃんの言葉に首を振り、「ちゃんと正志に確かめてみる」と告げます。すると美沙ちゃんは不安そうな表情で「大丈夫・・・?」と声をかけてくれました。

美沙ちゃんの問いかけに、私は力強く「うん」と応えました。お互い好きで夫婦になっても、時間が経てば片方の気持ちが無くなることもあると思います。でも、私への無関心はともかく、リマへの態度は許せません。私は、正志の返答次第では別れることも視野に入れて、話し合うことに決めました。

裕二さんの話と先週末の正志さんの態度から、理恵さんは正志さんの気持ちがもう自分たちには向いていないことを悟ったようですね。夫婦であっても、時とともに気持ちが離れてしまうこと自体は珍しくありません。けれど、実の娘であるリマちゃんを傷つけるような態度だけは、決して許されるものではありませんよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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