「気が散るから壁際の席にして」集中力が高いと自負する新人の矛盾した主張

得意先へ挨拶に行く日、田中さんはなぜか張り切ってネクタイ姿で出社してきました。このご時世、女性だからネクタイはダメとは言えないけれど、先方はきっと戸惑うはず。慎重に言葉を選びながらネクタイを外してもらおうとするも、田中さんは「かわいいって言われる可能性だってある。お客様が違和感を感じてしまう可能性があるというのは、佐藤さんの個人的な感想ですよね?」と聞く耳を持ちません。
田中さんの対応に頭を悩ませていると、私たちの会話を聞いていたようで藤澤さんが「うんうん、そうだね。かわいいって言われるかもしれないね」と田中さんの肩を持ちました。「ですよね!藤澤さんならそう言ってくれると思いました!」と勢いづく田中さん。私は自分の考えが間違っていたのかと一気に自信をなくしていると、藤澤さんが「でも・・」と続けます。

藤澤さんが「それは田中さんが得意先との信頼関係を築いてからかな。今回は佐藤がずっと担当しているところのご挨拶だから佐藤の言うことを聞いて」と諭すように言うと、田中さんは不服そうにしながらも「・・わかりました」と渋々納得してくれました。

藤澤さんは私の肩をポンと叩きながら目配せして自分の席に戻って行きました。「よかった。藤澤さんがいなかったら言い負かされてたかもしれない。私もちゃんと注意ができるようにしないと」私は藤澤さんの対応力を見習いたいと思いました。

藤澤さんのおかげでネクタイの件は解決して一安心。気を取り直して車で得意先に向かっていると、助手席の田中さんが唐突に「佐藤さん、ちょっと深刻な相談なんですけど」と神妙な面持ちで切り出しました。深刻な相談と言われ身構えていると、「私、集中力が高いから、席の後ろを人が通ると気が散って生産性が落ちちゃうんです。壁際の席に変えてもらえませんか?」と真顔で言った田中さん。

予想外の相談内容に拍子抜けした私。色々なことを考慮したうえで今の席の配置になっているため私の一存で「いいよ」とも言えず、「えー、席の移動かー・・。今は教育係の近くの席になってるんだけど~・・」と言葉を濁していると、「私、真剣に仕事をしたいって思って相談してるのに・・。私が精神的に参っちゃったら佐藤さんの責任ですよ?」と涙を浮かべながら強い口調で言われて返答に困ってしまいました。
本当に集中力が高いのなら人が通っても気にならないのでは?と指摘したくなりますが、それを言うと面倒なことになりそうですよね。自分の主張が通らないと泣き落としにかかるのはやめてもらいたいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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前の会社に居ました。これと逆で、その人の方が先輩で 私に仕事を丸投げして ネイルしたり ゲームしたり 自由。上司に相談したら、お世話になってる先輩に、なんてこと言うんだと説教。私の方が関係浅いからそりゃそうだよな。と今は思う。
集中力が高いって自分で言う人いないw 実際こういう新人ほんとにいて、ミスのフォローで私の仕事が増えてるのに、いっさい謝らない新人がいた。縁故で入ってるから、諦めるしかない。