「ぼくができないとママが悲しむ」優しい息子は母の期待に応えようと必死だった

ハヤトがテストでカンニングをしたと学校から連絡を受けた私は訳が分かりませんでした。ハヤトみたいな優秀な子がカンニングするなんて信じられず「どうして」と呟く私に「お母さんは自分が褒められたいから僕を頑張らせたいだけでしょ!僕は天才じゃない!」と声を荒げたハヤト。ハヤトがカンニングしたことも私に声を荒げたこともショックでしたが、一番ショックだったのはハヤトが私ではなく夫に悩みを打ち明けていたことでした。
その日はショックで何も考えられなかった私。翌朝になっても気持ちの整理ができていなかった私はハヤトを見送ることもできませんでした。夫はそんな私の状態を心配して会社を休んでくれました。

落ち込む私の隣に腰をおろした夫は「ハヤトはママのために頑張ってたよ。君の喜ぶ顔が見たくて、すごく頑張ってた。でも、そのうち周りに自分よりできる子はたくさんいて、どんなに頑張っても追い付けないこともあるって気づいたんだ」とハヤトがずっと悩み苦しんでいたことを静かに話し始めました。

「それでも・・」と少しの間の後に夫が口にしたのは「ぼくができないと、ママはきっと悲しむから。僕、もうちょっと頑張ってみる!」とハヤトが言っていたということ。それを聞いた私は、涙がこみ上げてきました。

夫は私の肩をさすりながら「優しい子だね」とぽつり。私はどれだけハヤトを追い詰めていたんだろう。ハヤトは優しいからこそ、私には言えなかった・・。どんなに辛くても・・。できないと言ったら私が悲しむと思って言い出せなかったんだ・・。

ハヤトのために頑張っていると思っていたのに、こんなにハヤトを苦しめていたなんて・・。これまで「ハヤトならできる」と励ましていたつもりの言葉は、ハヤトにプレッシャーをかけ続けていたのです。「ごめん、ごめんねハヤト・・!」泣き崩れる私に夫は「今日ハヤトが帰ったらちゃんと話をしよう。大丈夫、きっと分かってくれる」と責めることなく優しく言ってくれました。
ハヤトくんの一番の味方で理解者は自分だと信じてきたお母さん。まさか自分の言動がハヤトくんを苦しめているなんて思いもしなかったのでしょうね。お母さんを悲しませたくないという一心で必死に頑張ってきたハヤトくんの気持ちを思うと胸が締め付けられますね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
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息子が父親に相談したことを黙ってたのを怒るより
何で自分に相談してくれなかったんだろうと考える方が先では?
そんなだから頼りにされないんだよ。
まあ、母親も父親も一人の人間で子供一人目だからね。父親への非難が多いけど、ちゃんと見守って子供や妻の頼りにされてて、聞いてあげてるからよいと思う。
親子なんだから、家族の中で失敗も成功も、色々経験させてあげたら、今後の彼のためになってくるよ。母親も父親も愛情もあるし、正解ルート一直線だけが人生じゃない。