[6]神童と呼ばれた我が子|隠し持っていた答案用紙を見て恥ずかしい点数と息子に詰め寄る母の怒りはおさまらない

アイコンイメージ
前回のお話

息子ハヤトくんは周りの子と比べて成長が早く、歩くのも話すのも一番。ママ友や周りの人たちからたくさん褒められているうちに、ハヤトくんのお母さんは称賛の声が心地良くなりました。幼稚園では才能を開花させ、運動も勉強もできて優しいみんなの人気者。お母さんはハヤトくんが天才なのだと確信を持つようになり、才能を伸ばすために習い事を増やしたり、幼稚園で役員をやったりし、卒園の頃には園の人気者に。小学生になっても天才ぶりを発揮し先生にも褒められてお母さんは鼻高々でした。でも学年が上がるにつれ満点を取れない時も。アドバイスした後は満点を取っていたので気にしていなかったものの、5年生になった時には運動会のリレーの選手に選ばれなかったと知りビックリしたお母さんは、体調が悪かったと言うハヤトくんのためにと、再度選抜を希望。結局断られ、運動会当日呆然とリレーを見つめるお母さん。帰り道「リレーの選手に選ばれずごめんね」と謝るハヤトくんに、「来年がんばろう!ハヤトならできるよ!」とお母さんがエールを送りました。そして5年生の授業参観。ハヤトくんの優秀な姿を楽しみしていたお母さんは、授業中なのにぼーっとしているハヤトくんを見てビックリ。帰宅して問い詰めると、習い事が多くて疲れちゃうから減らしたいと言われて夫に相談。「好きなことさせた方がいいよ」と言われて減らすことに。その後、テストで満点を取るようになったハヤトくんを見て、お母さんは、これでよかったと思うようになりました。

1話目から読む

ママ友たちの噂の的はうちの子じゃなかった

楽しみにしていた5年生の授業参観で、ぼーっとしているハヤトを見て衝撃を受けた私。習い事が多くて疲れちゃうから減らして欲しいと言われ悩んだものの、夫に説得されたこともあり習い事を減らしました。その後、テストで満点を取るようになり、これでよかったと思うようになったのでした。

ある日のこと。
「この間のテスト、満点はユウキくんだけだったみたいよ~」「うちの子も話してた!ユウキくんってすごいできるんだって!」ママ友たちから話を聞いて、「う、うちの子じゃなくて・・」と思いつつ、「へ、へぇ~!ユウキくんってすごいのねぇ!」と言った後、「それに、」

「そのテスト、ハヤトから見せてもらってない・・」と思った私は、ハヤトが習い事から帰っていない今のうちにと、ハヤトの部屋へ行き、「あるか、確認するだけ・・」そう思いながら引き出しに手をかけました。

すると「!!な・・何これ!!」引き出しの奥から出てきたのは何枚もの答案でした。しかも、30点、55点・・と今まで見たこともない点数が並んでいました。

その後、ハヤトが習い事から帰ってくるとリビングで座るように言い、「・・・これはなに?」と隠してあった答案を目の前に差し出していいました。隠していたはずの答案が出て来て驚くハヤトは、

「体調が、悪かったんだ。頭が痛くて、それで」ハヤトが言い終わらないうちに、「それで隠してたの!?見なさいこの点数!こんな恥ずかしい!」と詰め寄った私は、

「ハヤト最近あなた変よ!?習い事まで減らしたのに!あなたができないはずないじゃない!小さい頃から、あんなに何でもできたのに!」我を忘れてハヤトの肩を掴み、怒りをぶつける私・・。
そして、それは起きたのです。

テストで満点を取ったとママ友たちの噂の的になったのは、ハヤトくんではなくユウキくんでした。そのテストはハヤトくんから見せてもらっていないと帰宅してハヤトくんの机の引き出しを開けると、答案用紙が次々に出て来て言葉を失うお母さん、怒りの矛先をハヤトくんに向けた後に残るのは、虚しさだけなのかもしれませんね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • じょ より

    遂に「爆発」する。
    そりゃそうだ、勉強もスポーツも楽しかったからいろいろ挑戦したの。
    お母さんが「自慢出来ないから」ってなんで責められる?
    お父さんもお母さんが愚痴っている時点で、息子に関わらないでいるからこうなる。
    家庭崩壊するよ。

  • もん より

    これはまずいよ。
    かなり子供は精神的に追い詰められてる。

この記事をSHAREする