[4]神童と呼ばれた我が子|リレーの選手に選ばれなかったと謝る息子に来年がんばろうと無意識の重圧がのしかかる

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前回のお話

息子ハヤトくんは周りの子と比べて成長が早く、歩くのも、話すのも一番。ママ友や周りの人たちからたくさん褒められているうちに、ハヤトくんのお母さんは称賛の声が心地よくなるように。幼稚園に上がったハヤトくんは才能を開花させ、運動も勉強もできて優しいみんなの人気者。お母さんはハヤトくんが天才なのだと確信を持つようになり、才能を伸ばすために習い事をどんどん増やしたり、幼稚園で役員をやったりとハヤトくんのために頑張り、ハヤトくんのことで相談に乗ることもしばしば。卒園の頃には園の人気者になったハヤトくんは、小学生になっても天才ぶりを発揮。先生にも褒められお母さんは鼻高々でした。でも学年が上がるにつれ満点を取れない時も。お母さんがミスを指摘すると「次は頑張るね・・」と静かに答えるハヤトくん。アドバイスした後は満点を取ってきたので気にしていませんでしたが、5年生になった頃、様子が変わり始めたのでした。

1話目から読む

「先生も配慮してくれたらいいのにね~」もしかして見下されてる?

小学生になっても天才ぶりを発揮していたハヤト。学年が上がるにつれ満点を取れない時もあったものの、「次は頑張るね・・」と静かに答え、次は満点を取るハヤトのことを気に留めていませんでした。でも、5年生になった頃から、ハヤトの様子が変わってきたのです。

「え!?リレーの選手に選ばれなかった!?」ハヤトに話を聞いて驚き、思わず大きな声を出す私に、「うん、選抜の日はお腹が痛くて、先生にも、もう一回させてほしいって言ったけど、ダメだって」とうつむきながらそう答えるハヤト。

その言葉を聞いて、「体調が悪い時に走って選ばれなかったなんて・・ハヤトがかわいそう・・!」そう思った私はすかさず学校に電話しました。
「・・先生、お願いします。もう一度リレーの選抜をしていただけないでしょうか!?」そうお願いするも、「お母さん、何度も説明してますが、それは・・」と困ったような先生の声。私は、「お願いします!本当なら息子が選ばれるはずなんです!」と必死にお願いしました。

そして運動会当日。
ハヤトのいないリレーを目の前で見ていた私。すると「あ・・今年はハヤトくん、残念だったね」とママ友に声をかけられました。

「あ・・そうなの、あの子選抜の日に体調悪かったみたいで」私がそう答えると、「そっか~、タイミング悪かったね」と答えるママ友に、「ハヤトくん、足速いのにもったいないよね。先生も配慮してくれたらいいのにね~!」
そう言われて複雑な気持ちになりました。そして運動会は終了。

ハヤトと家に向かって歩いていると、「お母さん」突然呼ばれ「!」と驚く私に、「リレー、選ばれなくてごめんね・・」そう言って謝るハヤト。「ハヤト・・」なんとも言えない気持ちになりました。

「大丈夫大丈夫!今年は体調が悪かったんだから仕方ないよ!来年がんばろう!ハヤトならできるよ!」と、ハヤトに精一杯のエールを送ったのでした。

今までは当たり前に選ばれていたのに、リレーの選手に選ばれなかったとお母さんに打ち明けたハヤトくん。体調が悪かったと聞き、お母さんは気が気ではなく、必死にホテルに電話しましたが何も変わりません。運動会当日はハヤトくんのいないリレーを呆然と見つめるお母さん。帰り道で「リレー、選ばれなくてごめんね・・」と謝るハヤトくん、お母さんのエールが、プレッシャーになっていないことを願うばかりです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • みー より

    本当の神童って勉強しなくても東大受かる子供。勉強していい点数取るのは普通の子。普通の子供に天才のようになれと言っても負担がかかるだけ。
    できて当たり前に思ってはいけない。
    全部全力でやっていたら疲れてしまう。

  • まろん より

    お腹痛かったからって言うのはきっと嘘だよね。そんなふうに言い訳しないといけないの辛いよね…かわいそう。
    頑張ってる子にがんばれなんて1番言ったらだめだよ。
    今のままのあなたでいいよってその母からの言葉がどれだけ欲しいか…

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