「やさしくて柔らかい笑顔のユリ姉」学生時代の淡い思い出

姉ちゃんの子ども元太と勇太2人の甥っ子と遊ぶのが、最近の俺の週末の過ごし方だった。
父親の畑を継ぐのか、それともこのまま公務員として仕事を続けるのか・・。将来に漠然とした不安を抱えていた俺は、姉ちゃんが言った「ユリ姉」という言葉を聞いてドキッとした。姉ちゃんの友達のユリ姉は、結婚して引っ越していったはず・・。でも姉ちゃんから「離婚して実家に帰って来た」と聞いて、俺は驚きを隠せなかった。
「り・・離婚?」俺がそう呟くと、「なんか、旦那が一回りもしたの子と不倫して、その子と再婚するからって追い出されたみたい」姉ちゃんからそう聞いて、俺は意味がわからず「・・は?」と呟いた。

「まぁ・・ユリちゃんかわいそうに」「男の風上にも置けねぇヤローだな」と父と母が言うのを聞いて、「本人は『すっきりしたよー』なんて言ってたけど、かなりやつれて見えた・・」と姉ちゃんが言ったかと思うと、

「でね、午後からちょっとユリと出かけようかなと思って。悪いけど公輔、車出してくれない?」姉ちゃんにそう言われ、「人使い荒い・・」と呟くと、「ぁあ?」と凄む姉ちゃんが怖すぎて、「・・出させていただきます」と答えるしかなかった。

がさつで乱暴な姉ちゃんと違い、やさしくて柔らかい笑顔のユリ姉。塾帰りのユリ姉と部活帰りの俺は、たまにバスで乗り合わせて一緒に帰ることがあったっけ・・と学生時代を思い出す俺。

「ハムちゃん!今日は泥だらけだねぇ」ユリ姉にそう言われ、「ボール追いかけてたら転んで・・あ、でもちゃんとキャッチしたんだぜ」と答えつつ、「昔から『ハムちゃん』って俺を呼ぶユリ姉。ちょっと恥ずかしかったけど、その呼び方が可愛くて・・。まぁ、つまるところ、ユリ姉は俺の初恋相手だったんだ。
結婚して引っ越してしまったと思っていたユリ姉が、離婚して帰って来ていると知り、冷静ではいられない公輔さん。姉早絵さんから、旦那さんが年下の子と不倫して再婚することになり追い出されたと聞き、言葉を失う公輔さん、学生時代の懐かしい思い出が鮮明に思い出されますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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ドロドロ・イライラ系が多いから、こういうきゅん&ホッコリ系も良き。
ハムちゃんを応援したい。