自分の選択を信じることが、幸せな未来を掴むことに繋がる

昔話を赤裸々に語ってくれた史子さん。自分を守ってくれないパートナーと一緒にいても、この先待っているのは苦労ばかり。本当に自分を大切にしてくれる人と歩むべき。そしてそれを見極める時は、後悔のない選択をすることー・・・。史子さんは、そんな大切なことを伝えてくれたように感じました。
史子さんの話を聞き、私は改めて、両親の言動をヒロ自身がどう受け止めているのかを確かめることにしました。ヒロの目をまっすぐ見つめて、「私だけじゃなく、親のことまで悪く言われるのは耐えられない」と伝えると、ヒロはスマホから目を離さず「んー・・・」と考え込むような仕草を見せました。

「学歴とかは事実を言ってるんだし、まぁ仕方ないんじゃない?」面倒くさそうに頭をかきながら話すヒロ。この人は私のことも、私の両親のことも、全部仕方ないで済ますつもりなんだ。するとその瞬間、私の脳裏に史子さんの言葉がよぎりました。

「あの時逃げることを選んでよかった、その後の人生は幸せだった」史子さんの言葉が、頭の中で何度も何度も反響します。ー・・・なんとなく、今が選択の時だと思いました。私は大きく息を吸い込むと、「・・・ヒロ、私あなたと別れたい」とはっきり告げました。

私はヒロに別れを告げました。プライドの高い義母は私から振ったことに怒り心頭だったらしく、「将来有望なヒロちゃんを振るなんて生意気な~!」と怒り狂っていたそうです。あれから10年。私は今も介護の仕事を続けています。

ヒロと別れたあと、今の夫と出会い、数年のお付き合いの末めでたくゴールイン。夫は私のことはもちろん、両親のことも大切に思ってくれる人で、すぐに「この人だ」と感じました。2人の子どもにも恵まれ、今は穏やかで幸せな日々を過ごしています。あの日語った史子さんのように、私も自分の選択を信じることにしました。それが私の幸せに繋がることだと思うから・・・。

幸せだと感じるたび、私は史子さんのことを思い出します。もしあのとき、史子さんが昔話を語ってくれなかったら、あの言葉を残してくれていなかったら・・・今のこの幸せな暮らしはなかったかもしれません。「私の選択も間違ってなかったよ、史子さん」そう心の中でつぶやきながら空を見上げ、天国にいる史子さんと旦那さんへそっと感謝の気持ちを伝えたのでした。
学生時代から付き合っていた彼との別れを選んだ美沙さん。長年連れ添った相手と離れる決断は、並大抵の勇気ではなかったはずですが、史子さんの言葉がそっと背中を押してくれたのでしょう。その選択の先で、美沙さんは「この人だ」と思える相手と出会い、結婚。子宝にも恵まれ、自分自身が心から納得できる幸せを手に入れました。天国にいる史子さんとその旦那さんも、きっと喜んでいると思いますよ。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。
SNSで育児絵日記を描いています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

彼がもし味方でいたら、義両親とは絶縁で済んだんだけど。彼が守らなかったから、このような結果になった。プライドの高い奴の鼻へし折れてよかった。義両親に会った時点で、アウト
な事を言ったから、結果は予測できた。
ヒロ母だけだろうな。ヒロを将来有望だと思ってるのは
人が話しているのにスマホから目も離さず聞くような失礼な人間なぞ有望どころか何やらせても半端なんだろうなとしか思えない
別れて良かったよ本当に