おかしな家族を地に落とすため、復讐のスタートを切った妻

トモヤに働くと宣言してから、育児の合間を縫ってコツコツと転職活動を始めていた私。ありがたいことに話はとんとん拍子に進み、ちょうどこの日、採用の連絡をもらうことができました。思っていたより早く決まって正直ほっとしました。
一方のキョウカさんは、まだ仕事が決まっていない様子。ケーキを焼く余裕があったので、てっきりもう決まっているものだと思っていました。「キョウカも仕事を早く決めろ、もうそろそろ1ヶ月経つ」そうナオキさんに急かされると、キョウカさんはバツが悪そうに視線を逸らし「わ、わかったわよ」と小さく答えました。

それからしばらく経った頃、ナオキさんの急かしが効いたのか、キョウカさんと義母はそろってパート先が決まったようでした。「おめでとうございます!ヒマリの保育園、空きがあるって言ってました」親切心からそう伝えたものの、キョウカさんはどこか腑に落ちないような表情を浮かべていました。

結局、ソウくんとルナちゃんは、ヒマリと同じ保育園に通うことになりました。朝の送迎担当はトモヤ。「朝はパパさんが3人を送ってくれて、にこにこでした!」と先生に声をかけられ、私は「3人のパパって感じですね」と笑顔で返しました。

そして、私にとって初めての給与日がやってきました。「トモヤ、これキョウカさんたちに」そう言って、私は援助費の入った封筒をトモヤに手渡します。中身を確認したトモヤは、「えっいいの?こんなに?」と驚いた表情。私は笑顔を崩さず、「うん、だって協力したいって話してたでしょ?」と言いました。

「僕、本当にアヤノと結婚してよかった!」トモヤは目に涙を浮かべながら、私をぎゅっと抱きしめました。キョウカさんと義母の働き口、ソウくんとルナちゃんの保育園が決まり、私も就職先から初めての給与をもらうことができた。・・・これで手筈は整った!後はこのおかしな家族を地に落とすだけ。私は心の中で「さぁ、いよいよだ!」と復讐のスタートを切ったのでした。
自分とキョウカさん、そして義母の就職先が決まり、ソウくんとルナちゃんの保育園も無事確保できた。アヤノさんは、この瞬間をずっと待ち望んでいたのでしょう。何がきっかけだったのかは定かではありませんが、急に別人のように明るくなって同居を提案したあの時から、アヤノさんの復讐劇はすでに始まっていたのです。ここからトモヤさんとキョウカさん、そして義母がどう落ちていくのか、見守るこちらも楽しみで仕方がありませんね。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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あ~、冷静に考えると全員に就職してもらわないと
慰謝料・養育費を請求しようにも、夫の給与はキョウカと2人の子供や義母の生活費に流れるし、キョウカと義母に慰謝料を請求したくても働いていなくて支払い能力が無いと泣き寝入りになる
最悪なことになりそうだもの。
たしか同居前の生活費もアヤノが支払っていたし、その婚姻費用分担分も支払ってもらおう!と考えると、トモヤの給料じゃ全然足りない。総出で働いて返してもらわないと。
キョウカ、そんなにお菓子作り上手いならそっち方面を仕事にすればいいのに。
トモヤ&キョウカ&義母が落ちるのは確定で良かったけど、子供達が良い環境で育つ事ができるエンドだといいな。