「やっぱりいじめは終わってなかった」耐えていた娘の言葉で気づく

突然学校から電話があり、歩実が球技大会で男子生徒が蹴ったボールが頭に当たってケガをしたと聞き、博之と一緒に急いで病院へ駆けつけると、付き添ってくれていた先生が謝罪と合わせ、歩実のケガが軽度であると教えてくれ、頭に包帯を巻いているものの、元気そうな歩実の笑顔を見てホッとし、先生にお礼を伝えました。
その後、「歩実ちゃん大丈夫?カバンと制服、持ってきたよ」とカナちゃんが歩実に声をかけてくれ、「ありがとう。わざわざごめんね」歩実がお礼を伝えていました。すると、「車で来てるから、カナちゃんのこと送っていくよ。本当にありがとう」博之がそう言い、「ありがとうございます。じゃあお願いします」とカナちゃんが答えました。

仲良く後部座席に座り、笑顔で話している2人。すると、「あのね、歩実ちゃん」と突然静かになったカナちゃんがそう言い、何事かと思っていると、「歩実ちゃんも、お父さんもお母さんも知っておいた方がいいと思うから、言うね」そう切り出すカナちゃんに私たちも驚きました。

すると、「歩実ちゃんにボールをぶつけたの桜庭君だったでしょ。あれ・・風見さんに頼まれてやったって話してるの聞いちゃったの」とカナちゃんが言い、「・・!」助手席で話を聞いていた私はビックリ!
「二人、付き合ってるでしょ、それでだと思う。歩実ちゃん、気をつけてね。先生に言いたいけど、私が言ったってバレたらと思うと怖くて・・」と申し訳なさそうな様子のカナちゃんを見て、

「カナちゃん、教えてくれてありがとう。カナちゃんは何もしなくていいから、これからも歩実といい友達でいてあげて」博之が笑顔でそう伝えました。
そしてカナちゃんの家に到着。
「送ってくえてありがとうございました。歩実ちゃん、お大事にね」そう言ってカナちゃんは車を降りて行きました。

カナちゃんを送った後、「歩実・・大丈夫なの?」私がたずねると、「うん、今までもたまにあったの。すれ違いざまになんか言われたり、足踏まれたり、体育の時間に転ばされたり・・でも、どれも小さいことだし、学校自体は楽しいから」歩実の言葉を聞いて、「やっぱり・・いじめは終わってなかったのね」と心の中思いました。
ケガをした歩実ちゃんを心配して、カバンと制服を持ってきてくれたカナちゃんは、ボールをぶつけた桜庭君は、実は風見さんに頼まれてやっていたと聞いたと話し、それを聞いた美沙さんはビックリ!実は歩実ちゃんはこれまでも悪口を言われたり、足を踏まれたりと嫌がらせを受けていたと知り、「やっぱりいじめは終わってなかったのね」と呟く美沙さん、笑顔で話す歩実ちゃんを見れば見るほど、風見さんへの怒りが強くなりますね!
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!
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バカだな〜ろくな大人にならないぞ
いつかしっぺ返しが来るからな
彼女に言われたからいじめに加担する男も大概クズだね
お似合い