いつの間にそんな仲に?ケーキを贈る兄と妻の関係に焦る夫

話し合いの末、キョウカさんと義母はナオキさんの意向を受け入れ、自立に向けて仕事と子どもたちの保育園探しを進めることになりました。しかしトモヤは、キョウカさんたちへの援助は続けたいと頑なに主張します。トモヤが稼いだお金である以上、私は頭ごなしにその主張を否定することはできません。とはいえ、生活が苦しい現実が変わらないのも事実です。そこで私は覚悟を決めて「じゃあ、私も働くよ」と提案したのでした。
「働くって・・・」トモヤは口をぽかんと開け、驚いた表情を見せます。「だって2人を助けたいんでしょ?私トモヤの力になりたい」そう伝えるとトモヤはぱっと表情を明るくして「アヤノ、ありがとう!」と嬉しそうに言いました。

「ソウくんとルナちゃんとヒマリの保育園が同じだと送迎もしやすいよね!」私がそう提案すると「そうだね、母さんとキョウカにも話すよ!」と乗り気なトモヤ。「私、頑張るね」と伝えると、トモヤは嬉しそうな表情で、さっそくキョウカさんと義母に話をしに行きました。

それから数日後、私が働くと決めたことをトモヤから聞いたキョウカさんが、わざわざお礼を言いに来てくれました。「トモヤが好きなケーキを作ったんだけど、アヤノさんも一緒に食べる?」感謝のしるしとしてお手製のケーキを差し出すキョウカさん。トモヤも「遠慮せずに食べな、僕本当に好きなんだ」と勧めてきました。

「あー、あの今日は・・・」と私が口を開こうとしたその時、タイミングよくナオキさんが仕事から帰ってきました。ナオキさんは私の方へまっすぐ来ると、「アヤノさん、はいこれ」とケーキの入った箱を手渡してくれました。

私がナオキさんからケーキを受け取るのを見て、怪訝そうな表情を浮かべる2人。するとトモヤはひどく驚いた様子で「アヤノ・・・なんで兄さんに」と尋ねてきました。私はきょとんとした顔で、「え?たまたまナオキさんの会社の近くに話題のケーキ屋さんがあってお願いしてたんだ~」と何でもないことのように答えました。
トモヤさんの力になりたいと、自ら働くことを決めたアヤノさん。つい最近まで、帰ってこないトモヤさんへ不満をぶつけ、涙を流していたばかりなのに、一体どんな心境の変化があったのでしょうか。それとも、何か別の思惑があるのでしょうか。一方のトモヤさんは、急に距離が縮まったアヤノさんとナオキさんに明らかに動揺している様子。自分はキョウカさんと不自然なほど親しくしているにもかかわらず、妻が他の男性と親しくしている姿を見ると慌てるなんて、身勝手さとデリカシーのなさに呆れてしまいます。
※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。
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援助受けるくらいお金ないくせにケーキなんて作らなくていいよ
義兄も一緒に暮らしているのかい??
どーなってんの この家??
あ 手作りケーキはいりましぇーん