「会社の人と食べに行ったから」口をつけない手作り弁当にモヤる

約束したにもかかわらず、結局夜になっても帰らず、挙句の果てに女の子から迎えに来てと電話が。不安から翌朝頭が痛いと言うタカシに怒りをぶつけるも「信用できないなら別れる？」とまた言われてしまいモヤモヤが止まらずにいると、「だったら結婚する？」とタカシが！「えっ」と驚きつつ、嬉しさから頬が熱くなるのを感じる私をよそに「頭痛いから寝るわ」とタカシはベッドで横になってしまいました。

そして入籍後のこと。
「とりあえず、ここの賃貸の契約は俺がするから、全部折版ね」タカシにそう言われ、「わかった」と答えると、「現金で渡してくれればいいから」と言うタカシに、入籍した嬉しさから絶えず頬がゆるみっぱなしの私は「うん」と頷きました。

それから新婚生活が始まりました。
ごはんを作ったり、タカシが仕事に行くときにはお弁当を作ったり。休みの日には掃除に洗濯に、とタカシとの生活を満喫していました。

そんなある日のこと。
「あれ？今日はお弁当食べる暇なかった？」朝渡したお弁当箱を開けると、朝詰めたままのお弁当がそのまま残っていたのでタカシにそう言うと、「いや？会社の人と食べに行ったから」と平然と答えるタカシ。「あっ。そうなんだ」と答えたもののちょっぴりモヤモヤしました。

また別の日。
「やば、遅くなっちゃった。夕飯早く作らないとタカシの機嫌が悪くなっちゃう」仕事帰り、そう思いながら急いで買い物をして家に帰って夕飯の支度をしました。
オムライスにケチャップで「タカシ」と書くのも忘れずに用意してタカシの帰りを待っていたのですが・・「タカシ・・遅いな」夜１０時を過ぎてもタカシは帰って来る気配がありません。

「今日は遅くなる？連絡ほしい」メッセージを送ったものの、「何かあったのかな」と不安で仕方がない私はソワソワ。心配していると、「ただいま～」と声が聞こえました。

とうとう入籍したスズカさんとタカシさん。ウキウキするスズカさんは、タカシさんに家賃は折半だと言われても「うん」と笑顔で答え、始まった新婚生活も料理に掃除に洗濯にとかいがいしく世話を焼いていたのですが、ある日、「夕飯作らないとタカシの機嫌が悪くなる」と急いで家に帰って夕飯の支度をしたスズカさん、オムライスにケチャップでタカシさんの名前を書くなんて、こんな可愛い妻が家で待っていたら、ダッシュで帰って来てもよさそうですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案：ママ広場編集部　脚本：のきわだ　編集：石野スズ
作画：ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。