[5]えげつない義弟|図々しいと思っていた義弟嫁も被害者だった。義弟は嘘がバレても涼しい顔

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前回のお話

夫の達也さんと小6の娘ミクちゃんと暮らす良子さんの家に、達也さんの弟の信也さんと妻のサチさん、3歳の息子コウキくん家族が泊まりに来ました。家族旅行の旅費節約のために良子さん達の家に泊まらせてほしいとサチさんが義母に相談したらしく、義母から強引に押し切られる形で今回の宿泊が決定。気が進まないながらも了承した良子さんでしたが、やってきた信也さんとサチさんは手土産もなしで、コウキくんがジュースをこぼすと「風呂貸してもらえ」と当然のように言うなど図々しさに良子さんはもやもや。そして、コウキくんがミクちゃんと一緒にお風呂に入ることになると、信也さんは率先してお風呂場に着替えを届けに行き、声もかけずに脱衣所のドアを開けました。良子さんは「あわよくば見に来た?」とミクちゃんのお風呂を覗こうとしていたかもしれない信也さんにゾッとします。その後、布団を出すのを手伝ってほしいとサチさんに頼むと、サチさんは一瞬不思議そうな顔をしながらも「はい」と立ち上がりました。手伝う気が全くなかったように見えるサチさんにまたモヤモヤしてしまう良子さん。二人が布団の準備をするため廊下に出ると、リビングから達也さんと信也さんの会話が聞こえてきました。信也さんは、達也さんをいかがわしい夜のお店に誘い、「そのために歓楽街が近い兄ちゃんの家に泊まりに来た」と豪語し、「旅費も浮かせるし、ここに泊まればサチにもバレないしさ」と得意気に言います。信じられないことを言っている信也さんに驚く良子さんの後ろでは、サチさんが怒りに震えていました。

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義弟の非常識な行いは義母の承認済み

私とサチさんが廊下にいるとは知らず達也をいかがわしい夜の店に誘い、そのために歓楽街が近い我が家に泊まりに来たと話していた信也君。呆気にとられる私の後ろでは、サチさんが怒りに震えていました。

「そーいーうーことかー!」リビングにサチさんの怒声が響き渡りました。

「お義兄さん家に泊まる気だったってこと!?」と言いながらサチさんがリビングに入ると、「あっ」と言って気まずそうな顔で信也君が振り返りました。

「ちょっと寄るだけだと思ってた・・。色々おかしいと思ったのよ。手土産とホテルの手配は任せろとか、めずらしく言ってきてちょっと嬉しかったのに!」と今にも怒りが爆発しそうなサチさん。ここで初めてサチさんが何も知らずに来ていたことを察した私。

「お義兄さん達に迷惑かけて!!バカなの!?もう本当にいい加減にして!!」サチさんは周りの迷惑も考えず自分が夜のお店に行くことしか考えていない信也君を責め立てますが、耳を塞いで他人事のように目を逸らしている信也君。あ・・全く響いてなさそう。

信也君はドスッとソファに腰を下ろすと、「あ~あ。バレたか~。母さんにもお願いしてたのに」とがっかりした様子で言いました。それを聞いたサチさんは「お義母さん!?お義母さんも知ってるの!?」と青ざめました。

サチさんは良子さん達の家に泊まらせてもらう予定だったことも知らなかったのですね。自分の愚かな行いを全く反省していない様子の信也さん。そして、義母が信也さんの計画を知っていたとは驚きです。普通は息子がそんなことを計画していると知ったら全力で叱ってやめさせると思いますが・・なぜこんなことになっているのでしょうか。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

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