いじめはまだ終わらないと予想する両親

歩実がいじめを受けていることについて学校で話し合いの場を設けてもらったものの、学校側は事なかれ主義で話にならず、風見さんは反省したふりをしていただけで実際は全く反省していないことがわかりました。
帰宅後、全く納得のいかなかった先ほどの話し合いについて家族で話をしました。「一体何なんだあの態度は。学校もあの子の親も。歩実、辛かったら転校してもいいんだぞ」と博之は怒り心頭。「そうね。風見さんとも離れた方がいいんじゃない?」と私も言いましたが、歩実は「うん・・。でも、友達もいるし。学校が嫌いなわけじゃないから」と転校は気が進まないよう。「歩実、理科準備室のことは言わなくてよかったの?」と聞くと、「だって、証拠もないし。たぶん先生も風見さんを信じるでしょ」と最初から諦めているようでした。

「大丈夫。あまり1人にならないようにするし、気を付けるよ」と笑顔を作る歩実に「歩実の気持ちは尊重する。でも、また何かあったらすぐにお父さんとお母さんに話すんだぞ」と博之が言うと、歩実は「ありがとう」と言いながらクッキーを抱きしめました。本当は辛くて怖いはずなのに・・私たちに心配をかけまいと気丈に振る舞う歩実に胸が締め付けられました。

歩実が寝た後、私と博之はもう一度話し合いました。「これでよかったのかな」と呟いた私に「今は学校に通いたいっていう歩実の気持ちを尊重するしかないかな」と歯がゆそうに言う博之。私は、風見さんが話し合いのときに噓泣きをしていたことや、帰り際に小声で告げ口するなと歩実に言っていたことを話しました。

博之も風見さんの言動に違和感を覚えていたようで、「やっぱり。話し合い中も全然反省している態度じゃなかったしな」と納得の表情。「そもそも、歩実の話だとあの子が主犯でしょ?」と言うと、「頭の回る子みたいだし、あの言い分で逃げ切れる、どうせ証拠なんてないってわかってんだろ」と博之が悔しそうに言いました。

「でも、向こうのやり方は分かった。引き続き歩実のことは注意して見てやってくれ」と言われ、私は力強く頷きました。そして「多分、今回の件はまだ終わらないと思うんだ。親としてできる限りのことはしよう」という博之の言葉に気を引き締めました。
たしかに風見さんの態度をみるとこれで歩実ちゃんへのいじめをやめるとは思えません。先生も風見さんの演技にすっかり騙されていて頼りになりませんし、学校へ行きたいという歩実ちゃんの気持ちを尊重しつつも気が気ではありませんね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:きちやん
人生2回目なの?と思うようなしっかり者の長女けいと、のんびりマイペースな長男ひかと、優しい夫との日々を描いてます!
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器物損壊で刑事事件にしてやれよ。
内々で解決しようとするから頭の良いやつに丸め込まれちゃうんじゃないかな。
そもそも論点変わってるでしょ。
この子の両親 しっかり対応してくれそうだけど証拠がないとまた逃げられるよね。
娘さんにバレないように隠しカメラか盗聴器を付けた方が良さそうだよね
担任も校長も いじめっ子をしんじてるしね
あとは弁護士に相談かな?