[12完]受験を邪魔する友達が嫌い|自分の目標に向けて頑張ってほしい。落ち着き始めた娘の友達にホッとした

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前回のお話

小学2年生のアイちゃんと幼稚園から仲良しのヨウちゃん。ヨウちゃんは常に自分が優位に立つべくマウントを取る発言が多く、アイちゃんの方が上だと感じると不機嫌に。アイちゃん本人は気にしていないものの、お母さんは徐々にストレスを感じるようになりました。しばらくして中学受験のため塾に通うことになったアイちゃん。するとヨウちゃんがいろいろ詮索し出して、アイちゃんの志望校やテストの点数を聞きすかさずマウント。受験まで残り3ヶ月を切った頃、ヨウちゃんが学区のトップ校××中学の受験をやめたと言い、あからさまにマウントを取るヨウちゃん。これにはさすがのアイちゃんもムッとしていました。そして合格発表の日。志望校に無事合格したアイちゃんはお母さんと一緒に喜ぶも、「そんな誰でも入れる学校受けたの?」とヨウちゃんに小バカにされ、その話を聞いたお母さんが「どうして言い返さないの?」とアイちゃんにたすねると、ヨウちゃんのお母さんはいつもヨウちゃんの前でアイちゃんのことを褒め、ヨウちゃんがいたたまれない表情をしていると話すと、アイちゃんが何か言うことでヨウちゃんに迷惑が掛かるからと何も言わなくなったことを知り何も言わないようなったと聞いたお母さんは、ただ言い返せないだけではなく、ヨウちゃんを思ってのアイちゃん行動だと知り、大人げないと自分自身を責めるのでした。

1話目から読む

「憑き物が落ちたように親子関係が穏やかに」比べていたのは母親だった

ヨウちゃんに責められても特に気にしていない様子のアイを見て、「言い返せばいいのに」とヤキモキしていた私。でも、アイはヨウちゃんが虚勢を張ったり、お母さんの思いに必死に応えようとしていたことを知っていて、自分なりにヨウちゃんを守ろうとしていたのです。それに比べて、ヨウちゃんをイヤな子だとしか思っていない私。なんて大人げないんだろうと自分自身を責めました。

その後、ヨウちゃんのお母さんはアイが××中学に入学しないと知ってから、ヨウちゃんとアイを比べることをしなくなったそうです。

それからというもの、憑き物が落ちたかのように親子関係も穏やかになっていったとか・・。
すると、そこからヨウちゃんのアイへの接し方も変わってきました。
「アイちゃんっ」と以前のようにマウントを取ることはなく、仲の良い友達といった関係に。

小学校を卒業した後、学校は違うもののたまに連絡を取り合っているようでした。
「ヨウちゃん、部活も勉強も忙しいけど頑張ってるみたい。高校もトップ校目指してるんだって!」
アイが嬉しそうに教えてくれました。

「そう・・昔からがんばり屋さんだったもんね」そう答えた私は、嬉しそうにヨウちゃんの近況を話す娘を見て少しほっとしていました。

これは・・離れたからこそ思えるのかもしれませんが、

以前はアイに近づいて欲しくない!とまで思っていましたが、彼女にも自分の目標に向けて頑張ってほしいと・・今はそう願っています。

アイちゃんが××中学に進学しないと知ったヨウちゃんのお母さんは態度を急変!アイちゃんとヨウちゃんを比べなくなったことで親子関係も穏やかになったようで、それによりアイちゃんとの関係にも変化が。中学校でも部活に勉強にと頑張るヨウちゃんのことを、嬉しそうに話すアイちゃん、アイちゃんの様子を見ていると、ヨウちゃんに対して刺々しかったお母さんの心もほぐれていきますよね。アイちゃんにもヨウちゃんにも、素晴らしい未来がやって来ますように!

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • ぬるま湯 より

    数年後再会して
    アイは旧帝大
    ヨウはトップ私大とかなったらまた一波乱起きそうなんだよな

  • もち より

    全然スッキリしない終わりだった
    高校や大学受験の時に同じことしないと言えるのだろうか
    就職の時は?就職した後の人生はもっと競争激しいけど?
    恋愛をするようになったら?子供が生まれたら?
    他者を蹴落とそう、貶めようとする根性は改善されないままなんだから、きっとどこかでぶり返すと思ってしまう

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