[7]高校生のお金トラブル|お金を受け取り夢見心地の息子が一週間後には別人のように落ち込んでいて気になる

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前回のお話

参考書や文房具を買う、友達とご飯など頻繁にお母さんにお金を要求するようになった高校生のショウ君。あまりの頻度にお母さんも不審に思い、ショウ君が立て替えたレシートを確認してからお金を渡すというルールに変更。するとある日、明らかに4人で食べたであろう食事のレシートを出し、3人で行ったとお金を多くもらおうとする様子に「お金をせびられてる?」と心配したお母さん。ショウ君を問い詰めると、好きな子にプレゼントしたいと。何を買うのか聞くとハイブランドの8万円の財布と答えお母さんはビックリ。相手は同級生の女の子で彼女ではなくショウ君の片思い。本人に買ってと言われたわけではないものの、嬉しそうなショウ君を見て呆れるお母さんはこんなに高い財布を要求するのかとモヤモヤ。「信用できない」と言うお母さんにお小遣いでも足りないと言い出すショウ君。どうやら普段からその女の子に奢っていることがわかり「ヤバい!ATM・・完全に貢ぐ君!」と言うと、「母さんの推し活と一緒」と言われて言葉を失いました。その後。お父さんに相談すると、「渡してやれば?あと3万でしょ?」サラリと言われ、「3万って高額だよ?」とお母さんは反論しました。

1話目から読む

「ショウにも責任があるんじゃない?」どういうこと?

彼女でもない女の子に8万円のブランド物の財布を贈りたい!と言われ、腑に落ちない私に、「母さんの推し活とどう違うんだよ!」と言い出すショウ。そりゃあ、大好きな推しにはどれだけお金をかけてもいいと思ってるけど・・言葉に詰まった私は夫に相談することに。すると、「渡してやれば?あと3万でしょ?」サラリと言う夫に、「3万って高額だよ?」と詰め寄ると、

「ん~、好きな子に何かしてあげたいって気持ちはわかるし。その子がここまで要求するようになったのはショウにも責任があるんじゃない?」夫にそう言われ、「つまり・・どういうこと?」と聞き返すと、また「ん~」と考え込む夫。

「ずっとご馳走したり何か買ってあげたりしてたから、その子はうちのショウならそれくらい準備してくれるよね?って感覚になるってこと」夫にそう言われ、「それって・・ショウが悪いってこと?」と聞くと、

「ショウだけが悪いってわけじゃないけど・・。今、頭ごなしに反対しても拗れるだけだから。俺から話すよ」夫にそう言われ、「・・わかった」としか言えませんでした。
その後、夫がショウと話すのを見て複雑な心境に。

話がついたのかショウに3万円を渡す夫。お金を受け取って嬉しそうに笑うショウを見て、「すごく喜んでる・・本当にショウは理解してるのかしら・・」と不安な気持ちになりました。

それから一週間後のある日。
ガチャっとドアが開き、学校から帰って来たショウに「お・・お帰り。ご飯は?」と声をかけると、「いらない」そう答えながら荷物をドサッと置きショウが答えたのでした。

お父さんの言う「その子はショウならそれくらい準備してくれるよね?って感覚になってる」という言葉に考え込んでしまいました。「それって・・ショウが悪いの?」とたずねるお母さんと同じ気持ち。お父さんからお金を受け取ってあんなに嬉しそうだったショウ君が、落ち込んで帰って来る姿・・できれば見たくありませんでしたよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:コハダさんさん
LGBTQ当事者、1児の母。
里帰り育児漫画やLGBTQを絡めた創作漫画を描いてます。

最新のコメント
  • ぬるま湯 より

    高額なものを同じ学生で
    しかもバイトもしてない子から貰ったら引くわな
    大人でも関係が出来てない人からそんなの貰ったらこわいしな

  • あき より

    高い勉強代だったね…
    あくまで息子くんが「喜んでもらえるのが嬉しい」と、自ら進んで貢いでたから、向こうは「別に買ってとか頼んでない、欲しいな…と言っただけ」で終られることができてしまう案件。

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