[17]帰らない夫|兄の浮気で不安定になった義姉ばかり支える夫。生活費の援助も甥のパパ呼びも本当は納得いかない

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前回のお話

妊娠中のアヤノさんは、夫のトモヤさんが義姉キョウカさんのサポート役として頻繫に実家へ帰ることに悩んでいました。はじめは余裕のある妻を演じ不満は言わずに笑顔で送り出していたものの、トモヤさんの帰省頻度は上がる一方。アヤノさんが早産の可能性が高いという理由で入院することになっても、義実家を優先して面会にもほとんど来ませんでした。そしてついに出産の時。不安でいっぱいな自分を支えて欲しい一心でトモヤさんに連絡するも応答はなく、アヤノさんはたった1人で出産に立ち向かい、元気な女の子ヒマリちゃんを出産。トモヤさんが2人に会いに来たのは結局その翌日でした。「これからは家族を優先してほしい」とアヤノさんが涙ながらに訴えも、変わらずキョウカさんを優先し続けるトモヤさん。そしてある日、義母がヒマリちゃんに会いたがらないことに違和感を覚えたアヤノさんは義実家へ。すると甥っ子のソウくんが、「ぱぱ~」とトモヤに抱っこをせがむように歩いてきたのを見て困惑。それだけに留まらず、出て行ったナオキさんの代わりに、生活費をトモヤさんに援助してほしいと言い出す始末。アヤノさんが義母とキョウカさんに不信感を募らせていると、色々複雑だと言い、トモヤが「帰ったら話す」と帰ろうとすると、「ぱぱバイバーイ」と手を振るソウくんを見て、「アヤノさんごめんなさいね」とキョウカさんが悪びれもせずに言いました。そして帰宅後、トモヤさんを質問攻めにするアヤノさんに、「最初から話す」と切り出したのはナオキさんの浮気。子どもができたと知り精神状態が悪くなったキョウカさんを落ち着かせるために義実家に行っていたと聞き「あのナオキさんが・・」とアヤノさんは驚きました。

1話目から読む

「母さんはキョウカさんがかわいそうだって言ってて」義姉が家を出て行かない理由

ナオキさんが家を出て行ったからと、義母とキョウカさんに生活費の援助を頼まれ不信に思い、帰宅後トモヤを質問攻めに。「最初から話す」と言いトモヤが切り出したのは、ナオキさんが浮気して子どもができたから家を出て行ったと聞き、「あのナオキさんが・・」と言葉を失いました。

「母さんはキョウカさんがかわいそうだって言ってて、母さんとキョウカさんは仲良くやれてるし、ソウもルナもうちの孫だから、そのまま一緒に暮らそうってなって・・」トモヤの言葉に「そうだったんだ・・」と答える私。

「ただ・・キョウカさんが精神的に不安定だとソウも不安定になっちゃって・・」とトモヤが言い、「だからパパの代わりに?」と聞くと、「・・うん」とトモヤが申し訳なさそうに頷きました。

「それでお金のことだけど・・落ち着いたらキョウカさんも仕事探すとは言ってて・・それまでの間は生活費も少し助けて欲しいって言われてたんだ・・。アヤノに心配かけたくなくて・・言えなくてごめん」そう言って頭を下げるトモヤに、

「そんな大変なことになってたなんて知らなかった・・」と呟くと、「だから・・しばらくは実家に行くことが多くなると思うし、生活費も渡したいと思ってるんだ・・いいかな?」とトモヤに生活費を援助したいと切り出され、

「・・本当は納得いってない。でもそんな事情があるってわかったら、わがままなんて言えないよ・・いいよ」私がそう言うと、「ありがとう・・!でも一番大切なのはアヤノとヒマリだから!」そう言ってトモヤは私の手をぎゅっと握りました。強い絆で結ばれているトモヤと私、そう思っていたのに・・。
次の日からトモヤは帰って来なくなったのでした。

ナオキさんが浮気して子どもができたことで、キョウカさんが不安定に。そんなキョウカさんを見て息子ソウくんまで不安定に・・。義母が一緒に暮らすのは口を出すことではありませんが、弟だからと生活費を援助するなんて・・。冷静に考えれば全く関係ありませんよね。違和感を感じているアヤノさんがトモヤさんを信じたい気持ちはわかりますが、全く家に帰って来ない夫を信じるのも限界が近づいていますよね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

最新のコメント
  • もち より

    これを信じるんだ…
    主人公は良い人なんだろうけど
    もっと人を疑う事を覚えた方がいい。

  • そら より

    今日こそは反撃ターンきますように!と期待して見てるけど、日ごとに胸糞悪さが増してくる〰
    ムカついて眠れなくなりそうだけど、皆さんのコメントを読んでなんとかメンタルを落ち着かせてる
    登場する大人みんなもうどうでもいいけど、ヒマリちゃんの幸せだけを祈ってます

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