[8]受験を邪魔する友達が嫌い|娘の志望校合格を知るとレベルが低い学校だとあざ笑う子に怒り心頭

アイコンイメージ
前回のお話

小学2年生のアイちゃんには、幼稚園から仲良しのヨウちゃんという友達がいます。しかしこのヨウちゃん、常に自分が優位に立ちたいのかマウントを取るような発言が多く、アイちゃんの方が上だと感じると「ずるい」と不機嫌に。さらに、アイちゃんが他の友達と楽しそうにしているとその間に入り込んで、アイちゃんを仲間外れにするような行動まで見せるようになります。アイちゃん本人は気にしていないものの、お母さんはヨウちゃんの存在が徐々にストレスに感じるようになっていきました。しばらくして、アイちゃんは中学受験のため塾に通うことに。すると小学校では、ヨウちゃんによる詮索が始まりました。アイちゃんの志望校やテストの点数をしつこく聞き出し、自分の志望校の方がレベルが高いと知るとすかさずマウント。それでもアイちゃんは嫌な顔ひとつせず、うまくかわしていました。すると受験まで残り3ヶ月を切った頃、ヨウちゃんが学区のトップ校である××中学の受験をやめたという話を聞きます。なんでも、もっとレベルの高い他の学区の中学校を受験しようと思っているからだそう。「××中学受かっても頭がいいって思わない方がいいよ!他にも頭のいい学校あるから!」あからさますぎるマウントに、さすがのアイちゃんもムッとしていました。もうすぐ受験が始まるデリケートな時期に、わざと友達の心を揺さぶるようなことを言うなんて・・・。お母さんはアイちゃんに「誰に何を言われても気にしなくていいし、今は自分のために受験に集中しよう」と伝えました。

1話目から読む

めでたく志望校に合格した娘に心ない言葉を投げつける友達

中学受験まで残り3ヶ月を切った頃、私は娘のアイから、「ヨウちゃんが学区のトップ校である××中学の受験をやめた」という話を聞きます。なんでも、もっとレベルの高い他の学区の中学校を受験しようと思っているからだそう。「××中学受かっても頭がいいって思わない方がいいよ!」自分の方がレベルが高いとマウントを取りたいのか、友達を貶めるような発言を繰り返すヨウちゃん。私はアイに「今は自分のために受験に集中しよう」と伝えました。

時は過ぎ、合格発表の日。努力の甲斐あってアイは志望校に無事合格しました。学区のトップ校である××中学ではなく、娘が以前から行きたいと言っていた学校です。

しかし、それを知ったヨウちゃんは「えー、アイちゃんそんな誰でも入れる学校受けたの?そこの学校頭悪すぎて選択肢にも入れてなかった!」と、ここぞとばかりに馬鹿にします。友達を馬鹿にされムッとするアオイちゃんでしたが、アイはマウントに動じることなく、ただヨウちゃんを見つめていました。

「あはは!びっくり~!」と、アイが行きたくて受けた中学校をレベルが低いとあざ笑うヨウちゃん。私はアオイちゃんママからこの話を聞いて、ヨウちゃんのことが許せなくなっていました。いくら子どもだからって、言って良いことと悪いことがあります。

「信じられない・・・!」私は悔しさから、拳をグッと握りしめました。受験があるから今まで何も言わずに我慢してきたけど、もう黙っていられない。アイがヨウちゃんについて直接話してくれることはありませんでしたが、思い切って聞いてみることにしました。

「ヨウちゃんに、またひどいこと言われたんだって?どうしてあの子に言い返さないの?こんなにいつもひどい扱いされて・・・」私がそう言うと、アイは読んでいた本から目を離して、ゆっくりと私を見上げました。

アイは少し考えるようにうつむき、「・・・あのね」と口を開きました。

アイちゃんは以前から憧れていた中学校に無事合格したのに、ヨウちゃんはそれを祝うどころか、「頭が悪すぎて選択肢に入れなかった」とわざわざ傷つけるような言葉でバカにします。それでもアイちゃんは何も言い返さず、ただ黙って耐えるばかり。ここまで一方的にひどいことを言われ続けても反論しない姿を見ると、アイちゃんが黙る理由があるのではと考えずにはいられません。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • ピリ子 より

    そんなん、ほっときゃいいじゃん。
    まだ子供だし。同じ土俵に立つのがおかしいのよ。
    自分の子にはサラッと、悪口にならないように大人のフォローして。
    親がカリカリすれば子供にも伝わってしまいます。

  • ロイエンタール より

    そんな子居たよ。同塾に同小の子が少ないのを良いことに親子で嘘言ってただけって後でわかった。
    志望校違うし大丈夫だろうとその塾の成績順にクラス分けされる志望校別特訓だけ取ったらまさかの娘と同じコースで2つも下のクラス。
    バラされると思ったのか娘に攻撃してきたり、それでも嘘は止められないみたいでもっと上の志望校別特訓取ってると学校では言い続けて、最後は何処かには受かったようだけど誰にも進学先言わずに秘密にして謝恩会も欠席。
    在籍してるという上のコースでは見かけないって言う子も居て結局他の子達も薄々気づいてたみたいで、最後の方はもうハブられてたみたい。

この記事をSHAREする