[11完]義母と私を比べる夫|このままじゃ家族に捨てられる!危機感を感じた夫は心を入れ替える

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前回のお話

保育園に通うコノハくん(年長)とクルミちゃん(年少)を育てるチエミさんとマサヒコさんは共働き夫婦にも関わらず、マサヒコさんは家事育児に協力せずチエミさんはいつも一人でバタバタ。マサヒコさんに何か頼んだり、頼んだことをやっていないことを指摘すると、決まって「お袋は全部やってくれた」と比べられチエミさんはうんざり。そんなある日の夕方、体調不良になったチエミさんはマサヒコさんに早く帰ってきて子どもを見て欲しいと連絡しますが、マサヒコさんは早く帰るどころかうつりたくないからと実家へ行ってしまいます。チエミさんは自分のことしか考えないマサヒコさんに呆れながら、なんとか子ども達のお世話をしました。その後、体調が良くなったチエミさんにマサヒコさんから「迎えに来て」とメッセージが。身勝手さに呆れつつも子ども達を連れて義実家へ行ったチエミさんは、義母から「お夕飯一緒にどう?」と誘われますが、子ども達が「ママのごはんがいい」と言うので帰ることに。すると、子ども達はおばあちゃんだけでなくマサヒコさんにも「ばいばーい!またね~!」とお別れの挨拶。一緒に帰るつもりだったマサヒコさんが驚いていると、今まで義母と比較され嫌味ばかり言われていたチエミさんが「お義母さんさえよければお世話になっててもいいよ?」と嫌味を返しました。不貞腐れたマサヒコさんはそのまま実家に残ろうとしますが、義母からまさかのお断り。困惑するマサヒコさんに義母は「この子何もしないんだもの。疲れちゃった」とうんざりした様子で言いました。義母のまさかの本音を知って唖然とするマサヒコさんに「親からも妻からも必要ないって思われてるのよ?変わる最後のチャンスよ?離婚してもうちには来ないで欲しい」と忠告した義母は、「ごめんなさいね。育て方を間違えたと思ってるわ」とチエミさんに謝罪。すっかり落ち込んだマサヒコさんは、チエミさんに連れられて力なく帰って行きました。

1話目から読む

「そろそろ父親になりなよ」なんでもやってもらう立場はもう卒業

自分が妻のチエミさんからも母親からも必要とされていないことがわかったマサヒコさん。「変わる最後のチャンスよ。離婚してもうちには来ないで欲しい」と母親に言われ、「ごめんなさいね。育て方を間違えたと思ってるわ」とチエミさんに謝る母親の姿を見てマサヒコさんはすっかり落ち込みます。

実家から帰ったマサヒコさんは、「大丈夫?」とチエミさんに聞かれると「うん・・。まさかお袋に必要ないって言われるなんて・・」としょんぼり。チエミさんが「そりゃあれだと存在価値ないもん。いない方がぶっちゃけ楽だしね」とちょっと意地悪く言うと、「そんな・・」と涙目に。

反省した様子のマサヒコさんに、チエミさんは「これからは自分のことは自分で。お願いされたことはちゃんとやる。私の子どもじゃないんだから、父親になりなよ、そろそろ」としっかり伝え、それを聞いていたコノハくんとクルミちゃんが「ぼくお手伝いできるよー!」「クルミもー!」と笑顔で言いました。

「パパ、いっしょにやろっか」とコノハくんに言われ、「そうだね」と嬉しそうに答えるマサヒコさん。「クルミもーっ!」とクルミちゃんも一緒になって楽しそうに話す3人を見て、チエミさんは嬉しい気持ちに。

後日。チエミさんが朝起きると、テーブルの上には食器が置きっぱなし。「また夕飯の片付けしていない!」と腹立たしく思っていると、「おはよー」とマサヒコさんが起きてきました。「ちょっと??」とチエミさんが詰め寄ると、マサヒコさんは「あっ、やります。今からやる」と大慌て。どうやらうっかり忘れていたようです。

以前は何度言われてもやらなかったマサヒコさんが慌てて食器を洗う姿を見て「まぁ・・そんな簡単に治ったら苦労しないよね・・」と優しく見守る心の余裕もできたチエミさん。「しっかりやってね」とチエミさんに言われ「はい・・っっ!」と気合を入れるマサヒコさんを子ども達が応援していました。

母親が何でもやってくれる環境で育ち、それが当たり前になっていたマサヒコさんは、結婚して自分が親になったにも関わらず、母親がやってくれていたことをチエミさんに求めました。チエミさんは、家事育児に協力しないどころか自分のことさえやらないマサヒコさんに存在意義を感じなくなり、義母も実家に帰って来て何もしないマサヒコさんを見て育て方を間違えたと後悔し「離婚してもうちには来ないで」と突き放します。このままではいけないとようやく気付き心を入れ替えたマサヒコさんは、失敗しながらも少しずつ家事育児に協力的になりました。まだまだ頼りないマサヒコさんですが、今の調子なら大丈夫そうですね!もう家族から必要ないと思われないように頑張ってください!

ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
3児のママ。子育て、日常記録を描いています!

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