[6]受験を邪魔する友達が嫌い|聞いてもいないのに志望校自慢。ライバル意識が強すぎる友達に思わず苦笑い

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前回のお話

小学2年生のアイちゃんには、幼稚園から仲良しのヨウちゃんという友達がいます。しかしこのヨウちゃん、常に自分が優位に立ちたいのかマウントを取るような発言が多く、アイちゃんの方が上だと感じると「ずるい」と不機嫌に。アイちゃん本人は気にしていないものの、アイちゃんのお母さんはヨウちゃんの存在が徐々にストレスに感じるようになっていました。ある雨の日、お母さんがそろばん教室に行ったアイちゃんとアオイちゃんを車で迎えに行くと、なぜか送ってもらう気満々のヨウちゃんが突然「アオイちゃんと後ろの席で座りたい」と言い出しました。お母さんはヨウちゃんを乗せたくない気持ちでいっぱいでしたが、断ることもできず指定された座席で送ることに。案の定、アイちゃんは会話に参加できず蚊帳の外。寂しそうな姿にお母さんは胸が締め付けられるような気持ちになりました。その後、家が一番近いヨウちゃんから降ろそうとすると、「どうして私が先なんですか?アオイちゃんとどこか行くんですか?」とまたも我儘。「アイちゃんはアオイちゃんの隣に座らせないでください!」と、アイちゃんをことごとく仲間外れにする様子を見て、お母さんはアイちゃんに「もう2人と一緒にそろばん教室に通うの、やめない?」と提案するのでした。

1話目から読む

これであまり関わらなくて済むと思った矢先「友達も同じ塾に入ったみたい」

そろばん教室の帰り、雨が降っていたので娘のアイと友達のアオイちゃんを車で迎えに行くと、送る予定のなかったヨウちゃんも一緒に帰りたいと言い出しました。しかし車に乗るなり、「アオイちゃんと後ろの席で座りたい」や「一番最初に車を降りるのは嫌」など、わがまま放題。アイは何も言いませんでしたが、露骨な仲間外れに胸が痛んだ私は、「2人と一緒に通うのやめない?」と提案したのでした。

それから時が経ち、アイは中学受験のために塾に通うことになりました。あれからそろばん教室も辞めて、ヨウちゃんと会う頻度も少なくなり、ようやく落ち着くと思っていた矢先・・・アイから「ヨウちゃんも一緒の塾にしたみたい」という話を聞きました。

自分が優位に立つために、マイを下げるような発言をするヨウちゃんとは、正直もう関わりたくないと思っていました。それなのに同じ塾に通うなんて・・・。私が怪訝そうな顔をしていると、マイはそれに気付いたのか「でもクラスは違うし、あんまり話してないけどね」と付け加えました。

マイがヨウちゃんとあまり話していないと聞いて、ほっと胸を撫でおろす私。しかし小学校では、ヨウちゃんによる怒涛の詮索が始まっていました。「アイちゃんはどこの中学受けるの?この間のテスト何点だった?」アイが中学受験すると聞き、志望校やテストの点をしつこく聞き出そうとするヨウちゃん。

自分の志望校が、アイの志望校よりもレベルが高いことを示したかったのか、「私はね、××中学受けるつもりだよ!この辺のトップ校」と聞かれてもいないのに自らアピールするヨウちゃん。しかし、アイはマウントをとられても嫌な顔ひとつせず、うまくかわしていました。

ヨウちゃんのデリカシーの無い質問に、私は苛立っていました。自分はトップ校を受けるからって、クラスのみんなに見栄を張りたいの?自分が気持ちよくなるために、アイを巻き込まないでほしい・・・大人げがないのは重々承知ですが、私はますますヨウちゃんが苦手になっていきました。

アイちゃんへのライバル心が強すぎるあまり、ついマウントを取ったり、相手を下げるような言い方をしてしまうヨウちゃん。まだ小学生ですし、負けたくないと感じる気持ちも理解できますが、なぜその矛先がアイちゃんだけに向かうのか、お母さんとしては心配になるところですよね。たとえアイちゃんが気にしていないように見えても、不安になるのは当然のことだと思います。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:マキノ
元気姉弟を子育て中の主婦。SNSで育児絵日記を描いています。

最新のコメント
  • 花ちゃん より

    何らかの人格障害があると思う
    親は早く病院に連れて行った方がいいね
    このまま成長するともっと攻撃的な人間になるよ

  • こむら より

    子供単独の行動にしては粘着質過ぎます。
    絶対相手の親が子供を焚き付けてますって!
    相手の親、主人公&主人公一家にコンプレックス、妬みの気持ちを抱いているんですよ。

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