[10]義母と私を比べる夫|母親からも妻からも必要とされていない現実を突きつけられ顔面蒼白

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前回のお話

保育園に通うコノハくん(年長)とクルミちゃん(年少)を育てるチエミさんとマサヒコさんは共働き夫婦にも関わらず、マサヒコさんは家事育児に協力せずチエミさんはいつも一人でバタバタ。マサヒコさんに何か頼んだり、頼んだことをやっていないことを指摘すると、決まって「お袋は全部やってくれた」と比べられチエミさんはうんざり。そんなある日の夕方、体調不良になったチエミさんはマサヒコさんに早く帰ってきて子どもを見て欲しいと連絡しますが、マサヒコさんは早く帰るどころかうつりたくないからと実家へ行ってしまいます。チエミさんは自分のことしか考えないマサヒコさんに呆れながら、なんとか子ども達のお世話をし、心配する子ども達にうつるといけないから離れて寝ようねと言い聞かせて子ども達だけで寝てもらいました。その後、体調が良くなったチエミさんにマサヒコさんから「迎えに来て」とメッセージが。身勝手さに呆れつつも子ども達を連れて義実家へ行ったチエミさんは、スマホを見たまま義母の淹れてくれたお茶を無言で飲むマサヒコさんを見てモヤモヤ。義母から「お夕飯一緒にどう?」と誘われ、コノハくんが「今日はママがごはん作ってくれる」と断ると、マサヒコさんは「ばーばの方が美味しいからばーばの家で食べよう」と嫌味。それでも子ども達が「ママのごはんがいい」と言うので帰ることにしたチエミさん。すると、子ども達はおばあちゃんだけでなくマサヒコさんにも「ばいばーい!またね~!」と挨拶。一緒に帰ろうと思っていたマサヒコさんが「え?」と驚いていると、コノハくんが「パパもママと一緒がいいんでしょ?」と無邪気な笑顔で言うのでマサヒコさんは動揺。嫌味ばかり言われていたチエミさんが「お義母さんさえよければお世話になっててもいいよ?」と嫌味を返すと、不貞腐れたマサヒコさんは当てつけで「だったらオレこのまま・・」と実家に残ろうとしました。すると、「あっ。・・ごめんなさい。うちはちょっと」と義母からまさかのお断り。困惑するマサヒコさんに義母は「この子何もしないんだもの」とうんざりした様子で言いました。

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「変わる最後のチャンスよ」母の言葉が重くのしかかる

チエミさんへの当てつけでこのまま実家に居続けようとしたマサヒコさんですが、義母から「うちはちょっとごめんなさい。この子何もしないんだもの」と断られてビックリ。「いつもやってくれてたじゃん」と困惑していると、義母は「お父さんが男を台所に立たせるな、家事は専業主婦の私の仕事って言ってきたから頑張ってきた」と何でもやってあげていた理由を話しました。

「マサヒコったら、私が動いている時もスマホばかり・・。お手伝いをお願いしてもスマホばかりでただ居るだけで・・。お父さんが居るかと思って疲れちゃった」義母はマサヒコさんが実家にいた間のことを呆れた様子で話しました。

義母の本心を聞いたマサヒコさんは「・・そんな」と顔面蒼白。「チエミさんもマサヒコがいないほうがお世話する人の数が減って楽だと思うけど・・私もムリ」とチエミさんに同情しながらもきっぱり断る義母に「お義母さん・・」とチエミさんも苦笑い。

「親からも妻からも必要ないって思われているのよ?マサヒコ、変わる最後のチャンスよ。離婚してもうちには来ないで欲しいし・・」と母親からきっぱり拒否され「・・そんな」とショックを受けるマサヒコさん。

「ごめんなさいね。面倒な息子をお願いすることになって・・。育て方を間違えたと思ってるわ」と義母に謝られたチエミさんは「そんな、そんな」と恐縮。自分のことでチエミさんに頭を下げる母親の姿に、マサヒコさんも何かを感じたようで無言でした。

「じゃ、マサヒコ一緒に帰ろうか」とチエミさんに声をかけてもらったマサヒコさんは「うん・・」と力なく立ち上がりました。「コノハちゃん、クルミちゃん、また来てね~」義母はマサヒコさん達家族を笑顔で送り出しました。

自分を喜んで受け入れてくれると思っていた母親に拒否され、実家にマサヒコさんの居場所はないようです。お母さんの忠告をしっかり受け止めて、心を入れ替えてチエミさんにしっかり向き合って欲しいですね。

ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
3児のママ。子育て、日常記録を描いています!

最新のコメント
  • 花ちゃん より

    奥さん、連れて帰るなんて優しいね
    マサヒコ本気で性根を入れ替えないと離婚だね

  • 匿名 より

    私ならそれでも!置いて帰るけどな。
    何の反省も見られないし何が悪かったのかわかってもいないような男は要らない。
    ついでにそれを助長させた義母の罪でもある。
    一緒に帰ろうってよく言えるな〜とある意味感心する。私なら「要りません」と捨てて帰るけど。

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