[3]あざとい女子に狙われた弟|同僚からの計算高いアプローチにまんまと引っかかる弟に呆れ顔

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前回のお話

仕事一筋の雅美さんの今の楽しみは、弟まさひでさんと義妹ゆかさん夫婦の長男たっくんを可愛がること。この日もいつも通り、ゆかさんに呼ばれてたっくんに会いに行くと、なんだかゆかさんの元気がないことに気付きました。帰り道の途中、ゆかさんが心配になった雅美さんは「元気なかった?手伝えることがあったら何でもするよ」とメッセージを送ります。すると、ゆかさんから「実はまさひでさんが浮気してるかも」と目を疑う返信が。雅美さんは、真相を探るために急いでまさひでさんと会う約束を取り付けました。そして約束の日。まさひでさんは変わらずいつも通りで不審なところもなし。すると、まさひでさんのスマホに着信が。画面には「宮下レイ子」と女性の名前が表示されていました。特に慌てる様子もなく「仕事の子だ」と席を立ったまさひでさん。しかし、会話の内容はとても仕事とは思えないものでした。席に戻ってきたまさひでさんに電話の内容を尋ねると、「先月入ってきた派遣さん」とヘラヘラ浮かれた様子。雅美さんは怒りの気持ちを抑えて「へぇ~でもこの時間まで仕事なの?」と問いかけました。

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「頼られると助けたい」あざとい女子の典型的な手口に引っかかる弟にドン引き

まさひでに夜遅く電話をかけてきた人物は、同じ職場の「宮下レイ子」という女性らしい。先月入ってきたばかりの派遣さんで、営業事務として仕事をサポートしてもらっているそうです。

まさひでによると、レイ子さんはバツイチで一人暮らし。性格は明るくて甘え上手。服装はフェミニンな雰囲気で、いつもふんわりと甘い香りを漂わせているそう。本人いわく、スキンシップをとるのが好きで、男性社員へのボディタッチは日常茶飯事。まさに守ってあげたくなる女性の典型例といった感じです。

派遣されたばかりでミスが多く、他の女性社員からあまり好かれていないそう。本人は「女性と打ち解けるのが苦手」と言っているようですが、実際は男性社員にだけ愛想を振りまくから、それが理由で女性社員からあまり好かれないのでしょう。いわゆる「あざと女子」というやつです。

「俺がサポートしてくれるからがんばれるって話してくれてさ~、そう言われると助けたいって思うよね・・・失敗は多いけどいい子なんだよ」酔った勢いなのか、レイ子さんのことをペラペラと話し出すまさひで。こんな典型的な手口に引っかかる人がいるなんて・・・我が弟ながら情けなくて、私は思わず落ち込んでしまいました。

というか、ゆかちゃんとたっくんという尊い家族がいるのに、なんでこんなつまらない女に引っかかってるのよ!私は浮かれているまさひでの目を覚まそうと、「てか業務に関係ないし、まさひでに電話する必要ある?」とズバッと切り込みました。

そして、まさひでをギロッと睨みつけて、「それさぁ、あんた狙われてんじゃないの?」と冷たく言い放ちました。

男性ウケしそうなフェミニンな服装に、明るくて甘え上手な性格、そしてさりげないボディタッチ・・・レイ子さんはまさに典型的な「あざと女子」。だてにバリキャリを名乗っていない雅美さん。職場で数々の修羅場をくぐり抜けてきただけあって、レイ子さんが男性を食い物にするタイプだとすぐに見抜いたようです。しかし、そんな分かりやすい手口に引っかかるまさひでさん。雅美さんが思わず頭を抱えたくなる気持ちもよく分かります。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

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