[18完]夫は母依存|因果応報!息子たちに出て行かれ、嫁も寄りつかず、ひとりぼっちになってしまった義母

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前回のお話

夫タクヤさんの実家の土地で敷地内同居をする美月さん。元々は義兄のカズヤさんが住む予定でしたが、出張になったからという理由で3年間だけの期間限定で住むことに。しかしそれは全くの嘘で、はじめからタクヤさん夫婦が住むために義母が計画したものだと知り、美月さんはショックを受けます。ただ、前の家を引き払って引っ越してきた以上、ここで暮らすしかないと腹をくくりますが、義母の度を越えた干渉を前に徐々に疲弊していきます。タクヤさんと別れたくはないけど、あの家にはいたくないと思った美月さんは、カズヤさん協力のもと新居探しに奔走します。なんとか家が見つかり義実家へ鍵を返しに行くと、「本当は兄ちゃんと浮気してんじゃないの?」と見当違いなことを言うタクヤさん。いつまでも自分のことしか考えないタクヤさんに我慢できなくなった美月さんは「ずっとお義母さんといた方がいいんじゃない?」と言い放ち、義実家を後にしました。美月さんに嫌われたと思ったタクヤさんは号泣。義母が「この家にいればいいじゃない」と言うも、「いやだよぉ俺美月がいい」と子どものように泣きじゃくりました。

1話目から読む

別れるか、やり直すか、私が夫に下した答えはー・・・

義兄のカズヤさんが彼女と同棲するために家を出ると聞き、慌てて止めるタクヤ。「俺が出て行くから兄ちゃんが住めよ!」と言うも、「配慮ゼロの母親と、いつまでも実家に入り浸る弟がいる家に、彼女が住みたいわけないだろ?」とド正論を言われてしまいます。私は顔を青ざめるタクヤに、「今後のことはまたゆっくり話そう、それまでは住んでいるところは教えないから」と静かに告げ、義実家を後にしました。

ー・・・それから数日が経った頃、お互いに考える時間を十分に取れたと思った私は、タクヤと今後のことについて話し合うことにしました。

「美月、本当にごめん!俺が悪かった・・・これからも一緒にいたい」タクヤは開口一番、謝罪の言葉を口にしました。自分の言い分を述べて無理に家に戻そうとするのかと思いきや、素直に謝るタクヤに、私は思わず拍子抜けしてしまいました。

「あれからちゃんと考えた?」私がそう尋ねると、タクヤは反省した表情で「うん、ごめん」と答えました。本当に考えたのかは正直わかりませんが、反省の気持ちは伝わったので、私はタクヤを許すことにしました。ただ、同じことが繰り返されないように、あの家には帰らないこと、義母とは距離を置くこと、この2つを約束しました。

それから2年後。私たちは子宝に恵まれ、親子3人で楽しく暮らしています。タクヤもすっかり心を入れ替えて、家事に育児に父親らしく頑張ってくれています。今は賃貸暮らしですが、夢のマイホームに向けてコツコツ貯金する日々。

・・・え?じゃあ義母に建ててもらったあの家はどうなっているのかって?

これはタクヤから聞いた話ですが、私たちがあの家を出て行ったあと、なんと義母の義姉が突然やって来たそうです。義姉は話で聞く限りパンチのある人で、義母の天敵のような存在らしい・・・。

アポなしで突然やって来たうえに、勝手に家に入るデリカシー皆無の義姉に驚く義母。すると、義姉はニヤニヤしながら、「聞いたわよ~!カズヤとタクヤ、出て行ったんだってねぇ?」とからかうように言いました。

「あの家どうするつもり?私が住んであげよっか」まさかの提案に、義母の顔はみるみる青ざめます。なんとか阻止しなければと思い「えっ、それは・・・」と口を開きかけた瞬間、義姉はそれを遮るように「ほら、よく言うじゃない!」と大きな声で言いました。

「一軒家は、誰も住んでないとどんどんダメになっていくって!」どこかで聞いたような言葉を言い放ちました。まさか美月ちゃんに向けて言ったあのフレーズが、ここで自分に返ってくるなんて・・・義母は言葉を失ってしまいました。

義姉に強く押され、泣く泣く敷地内同居を承諾してしまった義母。・・・しかし、本当に大変なのはここからでした。「おーい洗濯物出てる!今日午後から雨が降るみたいよ~!」ベランダから義母に大声で呼ばれ、ドキッする義母。どうやら前までは自分が『監視する側』だったのが、義姉の登場により『監視される側』になったようです。

義姉の勢いはそれだけにとどまりません。ご近所さんにまで、息子と嫁に出て行かれたことを包み隠さず言いふらしたのです。「子どもとお嫁さんみーんなに出て行かれちゃって、かわいそうだから私が住んであげてるの」義姉は、まるで自分が義母を助けているかのように話し、近所での義母の評判はガタ落ち。

息子たちに出て行かれ、嫁も寄りつかず、ひとりぼっちになってしまった義母。そこへ追い打ちをかけるように義姉がやってきて・・・なかなか大変そうです。ですが同情はしません。過去に義母にされた数々のことは、今でも許せないままです。義母には、残りの人生で自分の行いを振り返り、後悔しながら生きていってほしいと思います。

まさに因果応報という言葉がぴったりです。かつて美月さんに向けた言葉や態度が、そっくりそのまま返ってきましたね。タクヤさんは自分の過ちを認めて素直に謝罪しましたが、義母は美月さんにあれだけ言われても、最後まで自分の非を認めようとしませんでした。その違いが、2人の行く末を大きく分けたのだと思います。義母は今後、苦労することが多いかもしれません。ですが、自分の行いと向き合いながら、生きていってほしいものです。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • トマト より

    えー、よく許せたね。

  • もち より

    あの旦那を許せた事がびっくりよ
    自分なら離婚一択だけどな(´・д・`)ホヘー

    義母も義姉が来る前に誰かに貸すとかすれば良かったのにね。
    息子夫婦が戻って来るとでも
    まだ思ってたのかな?w

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