[8]捨てられない義母|まだ着れる・もったいないの押しつけは義姉に効果なし。正論を言われて怯む義母と夫

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前回のお話

トモミさんは、物持ちが良すぎる義母に悩んでいました。5年前に賞味期限が切れたものを当然のように食卓に並べたり、夫ジュンペイさんが小学生の時に使っていたプールタオルを今でも使ったり、家庭科の授業で作ったボロボロのカバンを息子ヒロムくんと娘ツキちゃんに押し付けたり・・・悪いことではないと思いながらもモヤッとしてしまうトモミさん。ジュンペイさんに「今後お義母さんから物を受け取りたくない」と相談しますが、「せっかくもらったんだから使えばいいじゃん、物を大切にするのはいいことだろ?」とうまく言いくるめられ話は平行線に。それからしばらくが経ち、季節はゴールデンウイークを迎えました。久しぶりに義実家に帰省した義姉は、義母が見覚えのある服を着ているのに気付きます。よく見るとそれは、以前断捨離してゴミ袋に入れたはずの服でした。なんと義母は、処分予定の服をわざわざゴミ袋から掘り出して身に着けていたのです。しかし、義母の奇行はそれだけに留まりません。ジュンペイさんの中学校時代の体操服を「本人が着れないから」と返そうとしたトモミさんに、「あなたが着たらいいじゃない」とジュンペイさんと一緒になって勧めていました。これにはさすがの義姉もドン引き。義母とジュンペイさんに向かって、「・・・ねぇ、本気で言ってるの?」と尋ねました。

1話目から読む

「うそでしょ?そんなの渡してたの?」実の母親の押し付け癖に落胆する義姉

久しぶりに帰省した義姉は、断捨離したはずの服を義母が身に着けているのを見て驚きます。詳しく聞くと、処分予定の服をわざわざゴミ袋から出し、まだ着れるものだけ抜き取ったと言うのです。しかし、義母の奇行はそれだけに留まりませんでした。ジュンペイの中学校時代の体操服を「本人が着れないから」と返そうとした私に、「あなたが着たらいいじゃない」と勧めているのを見て、さすがの義姉もドン引きします。

義姉が「自分たちが着れないものを他人に渡してどうするの?」ともっともな指摘をしても、義母は「でも、まだ着れるし・・・」と曖昧な返事。すると義姉は間髪入れずに「だったらお母さんが着ればいいでしょ?」と返しました。

義姉に正論を言われて怯んだのか、義母は指先をつつきながら「私にはちょっと大きいのよ」と答えました。義姉はすぐさま「だったら処分するしかないでしょ?」と畳みかけます。すると2人のやり取りを見ていたジュンペイが、義母を庇うように「だーかーらー、母さんは物を大事にするじゃん?」と口を挟んできました。

義姉はジュンペイの胸ぐらをつかみ、低い声で「だからなんなの?」と圧をかけます。ジュンペイは気迫に押されながらも、「だから、使える誰かに渡そうとして・・・親切心だよ」と答えました。すると義姉は何かに気付いたのか、「まさかお母さん、いろんなものをトモミさんに渡してるの?」と聞きました。

「トモミさん、何をお母さんから渡された?」義姉は私の肩を力強く掴み、問いただします。「ジュンペイくんが小学校の時に使ったカバンとか、幼稚園の時に使っていたカバンとか・・・」私は正直に直近でもらったものを伝えました。

義姉はその場に膝から崩れ落ち、「うそでしょ?そんなの渡してたの?」と力なく言いました。その横でジュンペイが「だって欲しいか聞いたらヒロムもうんって言ってたし・・・」と弁解しますが、義姉の耳には届いていないようです。

自分の親がお嫁さんに「不用品同然のもの」を押し付けていたと知れば、絶望して膝から崩れ落ちるのも無理はありません。身内からはっきり指摘されて一瞬は怯んだようですが、それでも義母の「もったいない」という気持ちはなかなか消えないようです。これはなかなか手強そうですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。

最新のコメント
  • お犬様 より

    古い下着はどうしてるのかな

  • レディババ より

    やっと正常な感覚の味方が現われた。
    夫と義母の二人は価値観が同じの「こまったさん」だから。

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