「いいわね、まだ着れる」ゴミ袋に入れた服を1着ずつ吟味する義母

義母から物を受け取りたくない私と違って、もらえるものはもらっておけ精神を貫く夫ジュンペイ。使わない物をもらうのはやめたいと話をしても、「物を大切にするのはいいことだろ?」と話は平行線に。私はモヤモヤとした気持ちを抱えながら、義母からもらったお古のカバンをジュンペイのクローゼットに戻しました。
それからしばらくして、季節はゴールデンウイークを迎えました。久しぶりに帰省した義姉が、義母が着ている服を指差して「お母さんその服って・・・」と尋ねます。義母は気にする様子もなく「これ?まだ着れそうだったから」と答えました。すると義姉は顔を引きつらせて「この前、片付けに行ったときに私が処分したやつだよね?」と言いました。

なんと義母は、義姉が処分するためにまとめていた服をわざわざゴミ袋から出し、まだ着られるものだけを抜き取っていたのです。それを聞いた義姉は「ゴミ袋漁ったの?」とドン引き。しかし義母はまったく気にせず、「いいじゃない、家族なんだから」と言いました。

ゴミ袋を漁られたのが相当ショックだったのか、義姉はその場で立ち尽くします。私はその横から義母に声をかけ、「あの、すみません・・・こちらお返ししてもいいですか?」とジュンペイが中学生の頃に使っていたボロボロの体操服を差し出しました。すると義母は驚いた様子で「え?使わないの?」と尋ねてきました。

「ジュンペイくん、体格が変わって着れないみたいで・・・」なんとか理由をつけて返そうとしますが、横からジュンペイが「俺着れないからさ~トモミに着たらって言ったんだよ?」と余計な一言。すると義母もそれに賛同し、「そうよ!使ったらいいじゃない」と勧めてきました。

私たちのやり取りを見ていた義姉が、義母とジュンペイに向かって、「・・・ねぇ、本気で言ってるの?」と尋ねました。その表情はあり得ないと言わんばかりに引きつっています。予想外の言葉に、義母とジュンペイは「え?」と聞き返しました。
いくら家族とはいえ、ゴミ袋を漁るのはNGですよね。ましてや、捨てる予定だった服を掘り出して着るなんて、デリカシーの欠片もありません。義姉がドン引きしてしまうのも納得です。まだ使えるからと物を溜め込んでも、ただスペースが減るだけで良いことはありません。自分で着るだけならともかく、それを他人に押し付けるのはもっと問題です。義姉の言葉で、2人の考えが改まることを願いたいですね。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ポジョ
在宅デザイナーの主婦です。息子と夫、そして猫と暮らしています。
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)


お義姉さんはまともそうなのが唯一の救い。
まだ、止めてくれる義姉がいるだけ良いやん。
私にはそんな人いなかった。
しかも気に入らなければ捨ててくれて良いから〜って言う。
それを生前の義母の実母である義祖母と一緒に言う。
しかも旦那までもらっとけば〜と言う。
で、我が家がゴミ?ならぬ貰い物で溢れ返って来た所でオマエ良い加減片付けろよ。とか、義母が我が家に来たがった際にはコイツが家の中片付けないから散らかってて嫌だ。
とか一杯言われた。