[8]甘やかし祖母と無責任夫|義祖母の言葉も受け止めながら、私を助けてくれる優しい義兄の妻

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前回のお話

2人目を妊娠中のヒナさんは、夫のリクさんと息子のアオくんと暮らしながら、義祖母と敷地内同居をしています。リクさんは小さい頃に母親を亡くしており、ずっと義祖母が母親代わり。義祖母の溺愛っぷりは凄まじく、甘やかされて育ったリクさんは結婚して子どもが産まれてもなお、身の回りのお世話を義祖母にしてもらっています。一方の義祖母は、毎日喜んでリクさんのお世話をしますが、嫁なのにリクさんの世話をしないヒナさんに呆れている様子。そこでリクさんの兄カイトさんの妻カナコさんを呼び、ヒナさんを指導するよう伝えました。ヒナさんはというと、カナコさんから呼び出しのメッセージを受け取り、何を言われるんだろうとブルーな気持ちに。翌日、イヤイヤ期のアオくんをなだめるのに手こずり、約束の時間に遅れてしまったヒナさん。カナコさんは笑顔で許してくれましたが義祖母はご立腹の様子で、ヒナさんを執拗に責めます。ヒナさんが、家のことも非協力的ですぐに義祖母の家に行ってしまうリクさんに困っていると伝えても、「それだけ自分の家の居心地が悪いってことでしょ?」と嫌味を返されます。また、ヒナさんが出産で入院する間は、リクさんに自分の身の回りのことは自分でをしてもらう予定と伝えると、「まっ、あの子のことだからうちに入り浸りね!」と嬉しそうに言いました。リクが自立できないのを私のせいにするくせに、頼られると喜ぶなんて・・・ヒナさんは呆れてしまいます。

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「自分でやりたいって気持ちもわかりますよ」優しくフォローする義兄の妻

溺愛する孫リクさんの嫁だからか、とことんヒナさんを嫌う義祖母。ヒナさんが、義祖母の家に頻繁に行くリクさんに困っていると伝えても、「それだけ自分の家が居心地悪いってことでしょ?」と嫌味を返されます。ですが、出産で入院する間はリクさんに身の回りのことを自分でやってもらう予定だと伝えると、義祖母は「でも、あの子のことだからきっとうちに入り浸るわよね」と嬉しそうに言いました。リクが自立できないのを私のせいにするくせに、いざ頼られると喜ぶんだ・・・ヒナさんは呆れました。

ヒナさんが帰った後、義祖母はお茶を飲みながらカナコさんに尋ねます。「さっきのヒナちゃんどう思う?入院している間はお願いしますって言えばいいと思わない?」するとカナコさんは、「そうですね・・・でも、自分でやりたいって気持ちもわかりますよ」とヒナさんをさりげなくフォローしました。

義祖母はため息をつきながら、「そうかしら?なんだかヒナちゃん可愛げもなくて・・・もう少し頼ってくれたらいいのに」と言います。カナコさんはそんな義祖母を見て、「さっきは何もしないって言ってたのに」と心の中でつぶやきました。

「おばあちゃんが言っていたように、リクくんがもう少し自分の事を自分でできるようになると、ヒナちゃんも助かるかもしれませんね」カナコさんが優しくそう言うと、義祖母は頬杖をつきながら、「まあ、それはそうなんだけど」と答えました。リクさんが何もしないせいでヒナさんに迷惑をかけていることは、義祖母も薄々わかってはいるようです。

「やっぱり何も解決しなかったわね」義母はため息をつきます。「すみませんお役に立てず・・・」申し訳なさそうに謝るカナコさんに対し、義祖母は「いいわよ、そこまで期待もしてないから、今度カイトにも顔出すように伝えて」と言い、お茶菓子を取りに席を立ちました。

カナコさんはすぐにスマホを取り出し、ヒナさんに「何かあったら連絡してね」とメッセージを送ります。ヒナさんからは「ありがとうございます」とお礼の返事が返ってきました。

ヒナさんへの不満を言い続ける義祖母に対し、カナコさんは優しくフォローします。「おばあちゃんが言っていたように、リクくんがもう少し自分の事を自分でできるようになると、ヒナちゃんも助かるかもしれませんね」カナコさんがそう言うと、義祖母もリクさんが何もしないせいでヒナさんに迷惑をかけていることを薄々感じているようで、「まあ、それはそうなんだけど」と答えました。義祖母の意見を否定せず、ヒナさんへのフォローも忘れないカナコさん。いい仲介者になっていますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

最新のコメント
  • うみ より

    おばあちゃんでこんな毒の人居てるんや。
    最悪。

    ついこんな最悪な人がいると、切ればいいのに!離婚やー!って思ってしまいますが、実話だと簡単には難しいのか…

  • どんぐり より

    過干渉で否定しかしてこない人を、頼るわけがない。
    自分の判断が一番正しくて、当たり前だということを証明したくて、頼ってほしいというのが本当のところでしょうね。
    自信過剰な人ほど、頼れない要因が満載。

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