[3]帰らない夫|結婚前に義実家を訪れた妻は義家族みんなに気に入られたと聞きホット胸を撫で下ろす

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前回のお話

妊娠中のアヤノさんは、頻繁に義実家へ帰る夫のトモヤさんに不満を抱えていました。つわりがひどくて思うように動けず、唯一食べられるものはアイスだけ。頼みの綱であるトモヤさんにアイスを買って帰るよう頼むも、4時間もほったらかしされます。痺れを切らしたアヤノさんが再度連絡すると、「キョウカのつわりがひどくて帰れない」と言われてしまいます。キョウカさんはトモヤさんの兄ナオキさんの妻で、出張で不在がちなナオキさんの代わりに、トモヤさんは義実家へ駆り出されることが多くなっていました。トモヤさんと一緒に義実家を訪ねたアヤノさん。進んでキョウカさんの手伝いをするトモヤさんは、ソウくんの食事を手伝い、アヤノさんは一人っきり。すると、キョウカさんが「ケーキ食べて食べて」とアヤノさんに勧め、アヤノさんが美味しさに感動していると、「キョウカさんのケーキ美味しいんだよね~」とトモヤさんが言いました。

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「そんなたいしたもんじゃないんだけど」手作りケーキに謙遜

1年前、結婚の挨拶をするために義実家を初めて訪れた私。義実家には義母と義兄家族が暮らしていて、当時は夫婦で協力しながら息子ソウくんを育てていました。子ども好きなトモヤは、率先してソウくんのお世話をし、膝に座って大人しくごはんを食べる様子を見て、「子どもが産まれたらこんな感じになるのかな・・」と妄想。すると、キョウカさんに「バタバタしててごめんね、ケーキ食べて」とケーキを勧められ、あまりの美味しさに感動していると、トモヤが誇らしげに「キョウカさんのケーキ美味しいんだよね」と言いました。

トモヤの言葉を聞いて驚いた私は「えっ!?手作りなんですか?」とキョウカさんにたずねると、「いやいや、そんなたいしたものじゃないんだけど」と照れながら答えました。

「トモヤは好きよね~。キョウカさんの作ったケーキ」義母の言葉に、「うん」と頷くトモヤ。すると、「作るのは好きだけど、ナオキは甘いもの好きじゃなくて。だからトモヤがそうやって食べてくれると嬉しくって作っちゃうんだ~」とキョウカさんが言いました。

キョウカさんの言葉を聞いて、「わかります。とても美味しいです」と言うと、「えへへっ。もしよかったら持ち帰って」キョウカさんにそう言われ、「わぁ、ありがとうございます」とお礼の言葉を伝えました。

すると、「アヤノさん、あとで連絡先交換してくれる?」キョウカさんがそう言うと、「私も交換したいわっ!」と義母まで。嬉しくなった私が「はい!」と返事をすると、「グループ作ります?」「そうしましょ」と楽しそうに話す義母とキョウカさん。その様子を見ながら「お義母さんとキョウカさんの関係も良好そうだな~」と思っていました。

その日の夜のこと。トモヤと電話で話していると、「家族みんなアヤノのことすごく気に入ってくれてた」と言われ、「よかった。安心したよ~。ドキドキしたもん」とホッとしながら答えました。

キョウカさんが作ったケーキの美味しさに驚くアヤノさんに、「あとで連絡先交換してくれる?」とキョウカさんと義母が言い、嬉しくなるアヤノさん。義母とキョウカさんの関係の良好さを見て微笑ましい気持ちに。その夜トモヤさんから電話があり、「家族みんなアヤノのことすごく気に入ってくれてた」と言われてホッとするアヤノさん、この時は「これから家族になるんだ」という新鮮な気持ちで溢れていましたよね。

※ストーリーはフィクションです。登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
2児の母です。

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