[15]夫は食い尽くし系|姉の夫の爪の垢でも飲ませたい「俺の分も握って」動こうともせずただ待ってるだけ

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前回のお話

ヒカリさんの夫フトシさんはいわゆる食い尽くし系。嫌いな野菜は全く食べないけれど自分の好きなものは家族の分であろうと何も考えずに好きなだけ食べてしまうフトシさんに頭を悩ませていたヒカリさんは、フトシさんだけ食事の場所を別にしたり、フトシさん専用のお菓子を用意するなどの対策をするも、フトシさんの食い尽くしはなくなりません。そして、ヒカリさんが注意するとフトシさんはいつも「俺のお金だろ」と言い返してきます。耐えかねたヒカリさんは、実家からお米や野菜を送ってもらったりかさ増し料理を作ったりしてなんとかやりくりをしているけれど、フトシさんにかかる食費で家計が苦しいと現状を説明し、もう限界だと必死に訴えましたが、フトシさんには全く響きませんでした。もう自分一人では抱えきれないと感じたヒカリさんは、実家の母親に電話で相談。それからしばらくして、ヒカリさんは家族で実家に帰省。二人の姉ユカリさんとサオリさん家族も集まり、ヒカリさんは唐揚げ、ユカリさんはドーナツ、サオリさんはシュークリームを実家に差し入れました。すると、ヒカリさんがキッチンにいる間に、人数分あったシュークリームを一人でほとんど食べてしまったフトシさん。息子のユウヤくんが「ごめんなさい。パパ、隠しとかないと全部食べちゃうんだ」と謝ると、「大人なのに?ありえないんですけど」と姪のマミちゃんはドン引き。当のフトシさんはなぜみんながざわついているのかまるで見当がついていない様子できょとんとしています。「大丈夫だよ!」「おばあちゃんは食べなくてもいいからね」と気を遣う家族にさらにユウヤくんが「パパがごめんなさい」と謝っているところへヒカリさんがやってきました。何とも言えない雰囲気を感じ「まさかフトシがもうやらかしてる?!」と悪い予感。「とりあえずドーナツは取られないように移動させとこう」という言葉を聞いて「やっぱり」と愕然としました。フトシさんの食い尽くしに悩んでいることはヒカリさんから聞いていたお母さんとお姉さん達ですが、目の当たりにして「これは想像以上だねぇ」「まさか子ども達のぶんすら考えてないとは」「これは大変だねー」と口々に言いました。

1話目から読む

誰よりも食べるのに一切動かず座って待つのみの夫

食い尽くし系夫のフトシは、私の実家でもみんなのシュークリームを一人で食べてしまい、息子のユウヤが代わりに「パパがごめんなさい」と謝る始末。母と姉たちには電話で相談していましたが、フトシの食い尽くしを目の当たりにしてかなり引いていました。

その後、食事の準備はどんどん進み、揚げたての唐揚げをヨシキさんがみんなのところへ運んでくれました。「フトシさんはちょっと待っててくださいね」とフトシに釘を刺しながらヨシキさんが子ども達の前に唐揚げを出すと、「待つくらいできますよ~。やだなぁ!!お義兄さんってば~」と笑いながら言うフトシ。

大人用の唐揚げを待つ間、「じゃあサラダはどうですか?お義母さん達の作った野菜おいしいですよ~」とヨシキさんがフトシにサラダを勧めてくれたのですが、「あっ、俺野菜は食べないんで!!」と笑顔できっぱり断るフトシ。そんなフトシを見てまたマミちゃんが引いています。

率先して食事を運んだりお皿を出したりする義兄たちの姿を見て「お姉ちゃん達の旦那さん・・ちゃんとお手伝いしてくれるのいいなぁ・・。うちなんて動かないのが当然だって思ってるのに・・」と一番動かないくせに失礼なことばかり言うフトシにモヤモヤ。

「みんな迷惑かけてごめんね・・」フトシの態度を謝る私に、姉たちは「いいのよ。ヒカリも大変ね・・」「ほらほら、唐揚げ第二弾揚がったよ!」と明るく言ってくれ、母も「ご飯も炊けたよ!しょげてないで。ねっ!はこんでちょうだい!」と私を励ますように言ってくれました。

第二弾の唐揚げを運んでいき、お米も炊けたことを伝えると、ショウヘイ君が「あっ、じゃあ俺おにぎり作りまーす」と立ち上がりました。すると、すかさず「ショウヘイく~ん!俺の分も握って~!」と図々しく頼むフトシ。「え・・いいけど・・」と言うショウヘイくんにフトシは「サンキュー!!」と軽く言いました。自分では何もしないくせに誰よりも食べるフトシを本当に恥ずかしく思いました。おにぎりくらい甥っ子に頼まずに自分で握ってよ・・。もうため息しか出ません。

実家に帰ったヒカリさん家族。お姉さんのご主人ヨシキさんが唐揚げを運んで取り分けてくれるにも関わらず、何もせず。ただただ待っているだけのフトシさん。お母さんやお姉さんたちが「ヒカリも大変ね」と慰めてくれていると、おにぎりを作るとショウヘイさん申し出ても、何もしないどころか「俺の分も握って~」とお願いしているだけのフトシさん、ヒカリさんが呆れるのも当然ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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